【ニュース】 ダイワハウス工業など、新築賃貸住宅「(仮称)エコンフォート前橋駒形」で、雨天時でも約10日間の停電に対応可能なネット・カーボンマイナス賃貸住宅の実用化に向けた実証実験を12月27日より開始 群馬県前橋市

2023.09.06
大和ハウス工業株式会社(大阪市北区、芳井敬一社長)と大和リビング株式会社(東京都新宿区、匝瑳繁夫社長)は、エネルギー事業を手掛ける株式会社サンワ(群馬県前橋市、遠藤宗司社長)とともに、サンワが事業主となる新築賃貸住宅「(仮称)エコンフォート前橋駒形」(群馬県前橋市)で、雨天時でも約10日間の停電に対応可能(水道・ガスが使える場合)な「全天候型3電池連携システム」を搭載した、ネット・カーボンマイナス賃貸住宅の実用化に向けた実証実験を、2023年12月27日より開始する。

同実証実験では、同物件に「全天候型3電池連携システム」とカーボンニュートラルLPガスを採用し、入居者の快適性・意識調査の実施や設備のエネルギー供給状況・稼働率、余剰電力量のデータを集積し、分析・評価を行う。

「全天候型3電池連携システム」は、太陽光発電システムとエネファーム、家庭用リチウムイオン蓄電池を、大和ハウス工業が開発した「切換盤」で連携させることで、停電時の電力と給湯を確保するとともに、通常時の光熱費を削減するシステム。
「切換盤」を設置することで、エネファームで発電した電力を家庭用リチウムイオン蓄電池に蓄え、家庭内で使用することもできるとしている。

同実証実験を行う「(仮称)エコンフォート前橋駒形」では、全戸の窓に高性能断熱材や複層ガラスを採用することなどにより、建物全体の断熱性能を向上させたほか、エネファームやLED照明などの高効率設備を導入。
また、屋上には太陽光発電システムを設置、発電した電気は各戸で使用するとともに、発電して使い切らなかった電気は、家庭用リチウムイオン蓄電池に蓄えることで、夜間や停電時にも利用できるとしている。

実証実験の実施期間は2023年12月27日~2025年12月26日。

「(仮称)エコンフォート前橋駒形」の所在地は群馬県前橋市駒形町字善心塚187番1187番5190番7190番8。
総敷地面積は1,983.8㎡、総延床面積は935.78㎡。
構造・規模は軽量鉄骨造・地上2階建て。
棟数は2棟・総戸数は16戸。
専有面積は52.51㎡~64.46㎡。
竣工予定は2023年12月6日、入居開始予定は2023年12月27日。