【ニュース】 名古屋鉄道、2024年秋の開業を目標に「神宮前駅西街区」を開発、愛知県産の木材を使用した木造平屋建て商業施設を計画 愛知県名古屋市

2023.08.30
名古屋鉄道株式会社(名古屋市中村区、髙﨑裕樹社長)は、2024年秋の開業を目標に「神宮前駅西街区」(名古屋市熱田区)の開発を行う。

名鉄名古屋本線・常滑線「神宮前」駅は、「名鉄名古屋」駅より電車で最短6分、「中部国際空港」駅より電車で21分に位置し、年間約700万人が訪れる熱田神宮の玄関口。
西街区の開発は、2021年7月に東街区で開業した複合施設(商業施設「μPLAT 神宮前」と賃貸住宅「meLiV 神宮前」)に続くもの。

第1期開発では、名古屋市が熱田神宮周辺エリア全体で目指す「まちづくり」と「観光」の総合的な推進の一端を担うため、商業施設の開発を実施。
今後は、同エリアの活性化に向け、同社が保有する同案件南側のエリアの活用と、同案件北側での自治体と連携した開発についても引き続き検討を行うとしている。

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第1期再開発計画のコンセプトは「地域で継がれる魅力を嗜たしなみ、再発見できる場所」。
同エリアには熱田神宮の他、東海道、七里の渡し、断夫山古墳等の歴史的な場所や、白鳥庭園、名古屋国際会議場等の文化施設が多数あることから、場所やモノに込められてきた想いを含めて良さを味わうという意味を込めて「嗜む」という言葉を用いた。

第1期開発「神宮前駅西街区」の建物は、愛知県産の木材を使用した3棟の木造平屋建てで、日本の伝統的な木造建物の要素を取り入れた特徴的な外観の建物に、5坪~100坪まで大小様々な区画を整備。
5~10坪程度の小さな店舗が軒を並べるエリアを設けるほか、敷地内には複数のワゴンショップやキッチンカー等も誘致、賑わいを創出する。
施設内には、地域で長く愛されている店舗や、食べ歩きも楽しめる地域食材を使用した店舗、地元の文化を感じられる店舗等、地域の良さを感じられる店舗の誘致を進めるという。

「神宮前駅西街区」の所在地は名古屋市熱田区神宮3丁目608他。
敷地面積は約7,000㎡、延床面積は約1,100㎡。
構造規模は木造平屋建3棟。
用途は商業施設(3棟合計15店舗程度)。
着工は2023年9月予定、開業は2024年秋頃より順次開業予定、立体駐車場は同開発対象外。