【ニュース】 大井川鐵道、6月20日~22日・27日~30日の期間、通常は通勤型車両で運行している普通電車の一部を、昭和10年~30年製の客車を電気機関車が牽引する「客車普通列車」として運転 静岡県島田市

2023.06.15
大井川鐵道株式会社(静岡県島田市、鈴木肇社長)は、「昭和の日常を追体験できる非日常」をコンセプトに、2023年6月20日~22日・27日~30日の期間、通常は通勤型車両で運行している普通電車の一部を、昭和10年~30年製の客車を電気機関車が牽引する「客車普通列車」として運転する。

同社には、昭和時代に旧国鉄で誕生した「旧型客車」や、大井川本線が電化した1949年から在籍する電気機関車など、昭和の色彩を放つ車両群があるが、いずれも蒸気機関車(SL)やきかんしゃトーマス号などのほうが目立ち、なかなか電気機関車や旧型客車の魅力を発信できずにいたという。

06151200

今回は、旧国鉄時代やJR黎明期に国内の鉄道幹線やローカル線で日常的にみられた「客車普通列車」を同社線で再現運転。
普段の電車をあえて「客車普通列車」に置き換えて運転することにより、「日常」と「非日常」のギャップをより一層楽しめるようにする。
運転時間は夕方から夜間にかけてで、夜間は周囲の音が少なくなり、電気機関車のモーター音やレールのジョイント音がよりクリアに聞こえるとしている。

なお、「客車普通列車」には車内販売員も乗務。
瓶入りの飲み物やお酒、軽食、お菓子など、昔懐かしい「旅のお供」を販売する。

「客車普通列車」の運転日は2023年6月20日~22日・27日~30日。
運転区間は大井川本線「金谷」駅~「家山」駅(各駅停車、一部の列車は「新金谷」駅~「家山」駅・「金谷」駅~「新金谷」駅の運転)。
運転時間は「新金谷」駅16時10分発~「家山」駅16時37分着など7本。
編成はEL(電気機関車)+旧型客車2両+ EL(電気機関車)。
運賃は乗車駅間の運賃(区間により異なる)。
全車自由席。