【ニュース】 大阪府住宅供給公社と大阪電気通信大学、団地再生プロジェクトのウェブサイトを公開、学生が団地に住みながら魅力を発信 大阪府寝屋川市

2023.06.01
大阪府住宅供給公社(大阪市中央区、山本讓理事長)は、連携協定を結ぶ大阪電気通信大学(大阪府寝屋川市、塩田邦成学長)の学生を主体として、住民の人々と団地のコミュニティ活性化に取り組む「ニコニコのデザイン」プロジェクトの活動や団地の魅力を発信するウェブサイトを2023年5月31日に公開した。

寝屋川市三井が丘周辺地域では、高度経済成⻑期に開発された大規模な分譲住宅や公的賃貸住宅があり、人口減少や高齢化に伴う地域の活力低下や利便施設の不足、住宅・施設の老朽化などの課題を抱えているという。
こうした中、同公社では、香里三井エリアを地域のコミュニティ活性化等まちづくりに関する事業を展開する重点地区として位置づけ、同大学と寝屋川市(広瀬慶輔市長)の3者で「住まい、まちづくりに係る連携協定」を締結。
「ニコニコのデザイン」プロジェクトでは、同市と連携しながら、同エリアに立地する香里三井団地を同大学の学生に実学の場として提供することで、継続的に地域コミュニティの活性化等団地再生に取り組んでいる。

同プロジェクトでは、地域に住む人の笑顔に溢れる団地づくりを目指し、学生のアイデアを活かしたイベント開催やフィールドワーク、アンケート調査等を行うとともに、多世代交流拠点づくりへと発展させていくという。

さらに、今回公開した同プロジェクトのウェブサイトでは、活動内容や学生目線での団地の魅力、暮らしの様子等を発信。
これにより、その内容を広く地域の人々に知ってもらうとともに、活動サポーターとなり得る事業者や人材の発掘を図る。
また、参加する学生の一部は、実際に同団地に住みながらリアルな団地暮らしを発信、ウェブサイトには学生が自ら描いた団地や参加メンバーのイラストを使用することで親しみやすいデザインとし、学生が主体となって活動する団地再生の取り組みの発展を分かりやすく紹介しているという。