【ニュース】 Orbray、成沢工業団地と秋田県有地を2025年に取得、2026年に本社機能の一部移転と本社移転登記、2032年までに既存工場を移転集約 秋田県湯沢市

2023.05.26
Orbray株式会社(オーブレー、東京都足立区、並木里也子社長)は、湯沢市成沢地区にある成沢工業団地と秋田県有地(旧湯沢商工高校跡地)を2025年に取得し、2026年に同地へ本社機能の一部移転と本社移転登記を行い、2032年までに既存工場の移転集約などを行う。

同社はこれまで、国内では秋田県を中心に、精密宝石部品・光通信部品・ダイヤモンド基板などを製造販売してきた。
近年は業績・財務が改善しており、今回の新本社と新工場の建設により、既存工場の老朽化対策と新規ビジネスを含めた国内事業の強化を図るという。
新本社と新工場では、人員体制の増強、魅せる工場作り、魅力ある職場作り、社員寮の建設、女性社員の活躍推進などを実施し、地域貢献を更に進めていくとしている。

同社は1939年に創業。
電気メーターの軸受宝石の製造からスタートした。
宝石の加工技術(切る・削る・磨く)をコア技術とし、現在は精密宝石部品、光通信部品、小型DCモーター、医療機器等の製造販売を手掛けている。
資本金は1億円、売上高は249億円(連結:2022年12月期)、従業員数は2,000名(連結:2023年1月1日現在)、純資産は144億円(連結:2022年12月31日現在)。

新本社・新工場の所在地は秋田県湯沢市成沢字柴山1番他。
生産品目は精密宝石部品、光通信部品、ダイヤモンド基板、EV用部品など(予定)。
建設開始は2025年後半(予定)、建設終了は2032年末(予定)。
土地面積は約5万5,000㎡、建物延床面積は約3万5,000㎡(予定)。
投資額は約100億円(予定)。
人員数は約800名(2032年度)。