【ニュース】 首都圏新都市鉄道など、「つくば」駅~「つくばセンターバスターミナル」間で、視覚障がい者向けのナビゲーションシステム「shikAI」を使用した移動サポートの実証実験を5月31日より実施 茨城県つくば市

2023.05.23
首都圏新都市鉄道株式会社(東京都千代田区、柚木浩一社長)・つくば市(五十嵐立青市長)・国立大学法人筑波技術大学(茨城県つくば市、石原保志学長)・リンクス株式会社(東京都港区、オサムニア モハメッド社長)の4者は、つくばエクスプレス「つくば」駅(茨城県つくば市)~「つくばセンターバスターミナル」(茨城県つくば市)間で、2023年5月31日・6月3日・4日・7日の4日間、視覚障がい者向けのナビゲーションシステム「shikAI(シカイ)
」を使用した移動サポートの実証実験を実施する。

リンクスが提供する「shikAI」は、点字ブロック上に表示された
QRコードを、専用アプリで起動したスマートフォンのカメラで読み取ることで、現在地から目的地までの正確な移動ルートを音声で誘導、案内するシステム。
今回の実証実験は、鉄道の駅構内と自治体が管理するバスターミナルの道順を案内するもので、公共交通機関が相互に連携する実験としては、全国初の取組みとなる。

当日は、「つくば」駅ホームから「つくばセンターバスターミナル」までの乗り換え時に、「shikAI」による移動サポートを受けて、同大学の学生が安全に目的地まで移動可能か検証する。
被験者の行動観察やアンケート調査を通じ、安全性や利便性など、「shikAI」が果たす移動支援の効果検証と課題の抽出を行うという。

なお、首都圏新都市鉄道と同大学は2022年4月、多様性に富む地域社会の形成・発展を推進することを目的に連携協定を締結。
また、同市と同大学は2005年10月、諸事業を共同で企画・実施し、所有する情報・資源・研究成果を共同利用するなど、双方の発展に資することを目的として、連携協定を締結している。
なお、「shikAI(シカイ)」は、同大学の監修・協力により、実用化に至ったシステムだという。

「つくば駅及びつくばセンターバスターミナルにおける視覚障がい者の移動サポート実証実験」の実施日時は、2023年5月31日の15時~16時、6月3日の10時30分~12時、6月4日の10時30分~12時、6月7日の15時~16時。
実験場所はつくばエクスプレス「つくば」駅(茨城県つくば市吾妻2-128)~「つくばセンターバスターミナル」(茨城県つくば市吾妻1-121)。