【ニュース】 JNC、八代市に保有する水力発電所の改修工事を完成、営業運転を開始 熊本県八代市
2023.05.15
JNC株式会社(東京都千代田区、山田敬三社長)は、八代市に保有する水力発電所の改修工事を完成、営業運転を開始した。
同社グループは、環境・エネルギー分野を重要な事業ドメインと位置付けており、国内で13ヵ所の水力発電所(最大出力合計9万
8,200kW)、3ヵ所の太陽光発電所(最大出力合計5,100kW)を運営、再生可能エネルギーによる発電事業に取り組んでいるという。
今回は、2013年より進めている水力発電所の大規模改修工事を完成し、内谷第一発電所・内谷第二発電所(何れも熊本県八代市)の営業運転を開始。
水車・発電機を高効率の機器へ更新することで、認可取水量を変えずに出力をそれぞれ100kw(約1%)増強した。
同社の水力発電所は全て「流れ込み式」を採用。
河川水からごみを取り除いた後に、水路を通して水槽へ導き、水圧鉄管を落下させることで水車を回して発電する仕組みで、大規模なダムを必要としないため、環境負荷が低く、二酸化炭素排出量が少ない、貴重な純国産のエネルギーだとしている。
「内谷第一発電所」の所在地は熊本県八代市坂本村。
最大出力は改修前が1万6,500kW、改修後が1万6,600kW(一般家庭約2万4,200戸分の年間発電量)。
投資金額は約45億円。
「内谷第二発電所」の所在地は熊本県八代市坂本村。
最大出力は改修前が8,200kW、改修後が8,300kW(一般家庭約
1万2,100戸分の年間発電量)。
投資金額は約35億円。