【ニュース】 YKK APと夢工房、中古戸建住宅の性能向上リノベーションを実証するプロジェクト「島根 出雲の家」を完成 島根県出雲市

2023.04.28
YKK AP株式会社(東京都千代田区、魚津彰社長)は、地域密着型の戸建リノベーション専門店として建築業を営む有限会社夢工房(島根県出雲市、成相修代表)と共働し、中古戸建住宅の性能向上リノベーションを実証するプロジェクトの21物件目となる「島根 出雲の家」を完成した。

同プロジェクトは、全国各地のリノベーション事業者とYKK APが連携、既存戸建て住宅に「断熱」「耐震」を軸とした性能向上リノベーションを施し、住まいの価値が「窓・開口部」でかえられるかを実証するプロジェクト。

同物件は築53年で、一般的な新築住宅を上回る「断熱」と「耐震」の性能向上にこだわり、リノベーションを実施した戸建住宅。
周辺の景観との調和も意識した、和モダンなデザインにリノベーションしたという。

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同物件では、YKK APの高性能トリプルガラス樹脂窓「APW 430
」、アルミ樹脂複合構造で断熱性を保ちながら大開口を実現する「APW 511」、断熱玄関ドア「ヴェナート D30」D2仕様を採用、住宅の断熱性能を改修前の約6倍に向上した。
冬場のヒートショックのリスクを軽減し、健康で快適な居住空間と高い省エネ性を実現したという。
耐震性能向上では、YKK APの開口部耐震商品「FRAMEⅡ」を採用することで耐力壁量を増やして偏心バランスを取り、耐震性能を高めたとしている。

設計・施工は、夢工房の若手社員により結成されたチーム「リノベンジャー」が担当した。
縁側のような土間リビングを設置し、日々の「ご縁」も大事にできる、快適で豊かな住まいづくりを提案。
空き家のリノベーションにより、街の美観性や暮らしやすい住まいづくりに貢献し、地域の人口増加・地域の活性化を目指すという。

「島根 出雲の家」の物件所在地は島根県出雲市高岡町1217-2。
敷地面積は292.78㎡、延床面積は100.83㎡。
構造・規模は在来軸組工法・地上1階。
既存建築年月は1970年(昭和45年、築53年)。
改修工事期間は2021年12月~2023年4月。