【ニュース】 佐伯市観光協会、自然の循環をテーマにした観光プロジェクト「浦100」を開始、山・川・海の循環がもたらす恵みを知って学んでもらう観光プログラムを造成 大分県佐伯市

2023.03.31
一般社団法人佐伯市観光協会(大分県佐伯市、岩本光生会長)は、自然の循環をテーマにした観光プロジェクト「浦100」を開始する。

同プロジェクトは、「100年後も人の営みが豊かな浦を残すにはどうすればいいだろうか」という問いを立て、山・川・海の循環がもたらす恵みを、アドベンチャーや食の体験を通じ、知って学んでもらう観光プログラムを、参画者と共に考え、共につくるというもの。

佐伯市には、九州で最大規模の森林があり、一級河川の番匠川が流れ、豊かな漁場の浦がある。
佐伯藩は1623年、魚類の生息を守るため森林資源を残す御触書を出しており、400年前からSDGs的な取り組みが行われていたという。

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また同市は、2020年3月に「さいきオーガニック憲章」を制定、同市の山・川・海を守るまちづくりを宣言している。
同協会は、「さいきオーガニックシティ構想」を観光の観点から推進するプロジェクトとして、今回の同プロジェクトを展開するという。

同協会では今後、約350の同協会会員に「応援」と「アクションへの参画」の2つのアプローチで協力を要請。
会員事業者に「浦100」のタペストリーとプレートを配布し、プロジェクトへの賛同と市民や観光客への宣伝活動への協力を求める。
「アクションへの参画」では、山・川・海の恵みを体感できるような観光コンテンツを提供する事業者を募集、参画事業者と同プロジェクトの観光プログラムを造成するとしている。

2023年度の目標では、2024年春に展開されるJRデスティネーションキャンペーンに向けた観光プログラムを造成。
大漁旗デザインを活用した、JR「佐伯」駅から佐伯港までのにぎわいづくり(予定)と、100年後も人の営みが豊かな浦を残すアクションを10事業者とともに生み出すことを目指す。
スタート時点では3事業者が参画するという。