【ニュース】 中国放送など11社、広島市の「広島城三の丸整備等事業」で公募設置等計画認定、指定管理者に 広島県広島市
2023.03.15
株式会社中国放送(広島市中区、宮迫良己社長)を代表法人とする11社による共同事業体「広島城アソシエイツ」はこのほど、広島市が公募していた「広島城三の丸整備等事業(Park-PFI事業)」で公募設置等計画の認定を受け、合わせて指定管理者の指定を受けたと発表した。
同事業は、民間の資金とノウハウを活用し、広島城三の丸での商業施設整備や、事業対象区域でのイベント開催などにより、広島城周辺のにぎわいを創出し、都心の回遊性を高めることを目的としたもの。
同事業体は、「温故知新」をコンセプトとし、史跡や伝統文化の保存と継承に努め、歴史を生かした魅力ある街づくりに貢献するとしている。
同事業では、三の丸で武家茶道・上田宗箇流の世界を身近に感じられる「SOKOカフェ(仮称)」をはじめとした飲食店や地元産品を扱う土産物店を整備。
神楽などを上演できる多目的広場やマイカー駐車場も設け、観光客や市民が楽しめる場所を目指すという。
さらに、同事業体の強みを生かし、テレビ・ラジオ・新聞・デジタルメディア・SNSを駆使した情報発信にも力を入れ、多くの人々に広島城三の丸エリアの魅力を伝える取り組みを行うほか、周辺の観光スポットとも協力、平和記念公園や紙屋町・八丁堀地区の各種施設とも連携して集客に取り組み、広島都心の回遊性を高めるとしている。
「広島城三の丸」の所在地は広島市中区基町21番地(中央公園の一部)、交通は広島電鉄「紙屋町西」電停より徒歩9分、アストラムライン「県庁前」駅より徒歩7分。
事業対象面積は約1万3,000㎡。
公募対象公園施設は第1期商業施設、第2期商業施設、駐車場。
特定公園施設は附置義務駐車場、バス乗降場、タクシー乗降場、屋外ステージ、園路・広場、修景施設、屋外トイレ、照明設備など。
事業者は広島城アソシエイツ、構成企業は株式会社中国放送(代表法人)、株式会社RCC文化センター、株式会社TBSホールディングス、株式会社フジタ、株式会社合人社計画研究所、NTT都市開発株式会社、株式会社中国新聞社、株式会社中国四国博報堂、株式会社山下設計、NTTアーバンバリューサポート株式会社、株式会社シーケィ・テック。
着工は第1期エリアが2024年3月頃・第2期エリアが2025年10月頃、供用開始は第1期エリアが2025年3月頃、第2期エリアが2026年9月頃。