【ニュース】 桑名市など、オンデマンド運行管制システムを活用した自動運転サービスの実証実験を3月14日・15日に実施 三重県桑名市

2023.02.07
桑名市(伊藤徳宇市長)・三重交通株式会社(三重県津市、竹谷賢一社長)・長島観光開発株式会社(三重県桑名市、舟橋純社長)・アイサンテクノロジー株式会社(名古屋市中区、加藤淳社長)・三菱電機株式会社(東京都千代田区、漆間啓社長)・株式会社ティアフォー(名古屋市中村区、武田一哉社長)・損害保険ジャパン株式会社(東京都新宿区、白川儀一社長)の7者は、2023年3月14日・15日の2日間、オンデマンド運行管制システムを活用した自動運転サービスの実証実験を実施する。

同市では、少子高齢化に伴う社会構造の変化や、コロナ禍での新しい生活スタイルへの対応により、公共交通へのニーズは今後ますます高くなると考えている。
一方、バス業界では、運転手の高齢化や担い手不足が深刻化しており、将来に向けた持続可能な公共交通ネットワークの維持確保に関する検討が必要になっているという。

今回は、自動運転技術に新たなサービスを付加した運行により、技術面だけではなく、事業性を含めた検討を目的とした実証実験を行う。
実証の目的は、ドライバーレスを可能とするLevel4 自動運転に向けた技術要素の検討、地域の関係機関と連携した持続可能な事業モデルの構築、来訪者の利用を想定した受容性の検証。

同実証実験では、運行状況の正確な把握や効率的な車両運行の実現を目指し、三菱電機が担当(製作)するオンデマンド運行管制システムで車両の配車・運行管理を実施。
また、誰でも利用しやすい固定型の配車端末を設置し、利用者の申込状況に応じてオンデマンド運行管制システムから自動運転車両へ自動で配車の指示を行う。
さらに、社会実装を見据え、三重交通がオンデマンド運行管制システムを利用、遠隔から運行状況を監視することで、安全運行に寄与するとしている。

実証実験の実施日時は2023年3月14日・15日の10時~12時・13時30分~16時30分(予定)。
実施場所はナガシマスパーランド駐車場内。
1周の距離は約600m、1周の所用時間は約8分。
使用車両は、周囲の物体検出・自車位置の推定・走行経路の策定・運転判断といった自動運転に必要となる機能を備えた2台の車両を使用。