【ニュース】 解体工事の一括見積もりWebサービスを運営するクラッソーネ、堺市と「空き家の除却及び利活用の促進に係る連携協定」を締結 大阪府堺市

2023.01.19
解体工事の一括見積もりWebサービス「クラッソーネ」を運営する株式会社クラッソーネ(名古屋市中村区、川口哲平代表)はこのほど、堺市(永藤英機市長)と「空き家の除却及び利活用の促進に係る連携協定」を締結した。

全国的にも社会課題となっている空き家問題への対策として、同市内の空き家の適切な除却・利活用を促進することで、安全安心なまちづくりを目指す。
なお、大阪府内では同市が初めての協定締結となる。

同市では、令和元年度堺市空家等実態調査で約6,800件(一戸建・長屋建に限る)の空き家があることが明らかになっているという。
こうした現状に対し、同市では「堺市空家等対策計画(令和4年6月改定)」に基づき、専門家や民間事業者のノウハウの積極的な活用を図ることにより、協働による総合的・効果的な空き家対策を推進している。

同社は、解体工事領域で、全国約1,500社の専門工事会社と施主をマッチングする一括見積もりWebサービス「クラッソーネ」を運営。
これまでに累計約11万件以上の問い合わせ実績と、累計約1万件以上の工事契約実績(旧サービス「くらそうね解体」の実績含む)があるという。
2020年9月からは、施主と工事会社に対し「着手金保証」「完工保証」「第三者賠償責任保険」を組み合わせた「クラッソーネ安心保証パック」の提供を無料で開始、空き家解体に伴う不安解消や、社会課題化している空き家問題解決への取り組みを強化している。

今回の同協定に基づき、同社は同市内の空き家の除却と利活用促進のため、同社のサービスやノウハウを提供、市内事業者と積極的に連携。
同市内の空き家の所有者等からの相談に対応する際には、「すまいの終活ナビ」を積極的に周知・活用する。

「すまいの終活ナビ」とは、スマートフォン等から土地建物の面積や最寄り駅、接する道の幅などの条件を入力することで、「解体費用」と解体後の「土地売却査定価格」の概算額を手軽に無料で把握することができるというもの。
概算費用を把握したうえで、具体的な見積もりを希望する場合は、一括見積もりサービス「クラッソーネ」により、工事会社の紹介を受けることもできるという。
なお、「すまいの終活ナビ」を活用した空き家対策事業は、令和4年度の国土交通省「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」に採択されている。