【ニュース】 酒田米菓、コロナ禍による世界的な健康志向の高まりにより、オーストラリアへのせんべいの輸出額が急増 山形県酒田市

2022.11.30
米菓・せんべい・団子などの製造販売を手掛ける酒田米菓株式会社(山形県酒田市、佐藤栄司社長)は、コロナ禍による世界的な健康志向の高まりにより、輸出額が急増している。
中でも、オーストラリアに輸出しているせんべいについては、コロナ前の2019年度3月~10月に比べ、コロナ後の2022年は同時期比で売り上げが約226%に達した。

もともとせんべいは海外へのお土産として人気が高く、地域を問わず好まれるが、コロナ禍による巣ごもりで「おやつ」に関しても健康志向が高まっており、現地でも米菓の需要が高まったものとみられている。

同社が製造するせんべいの味は「アップルビネガー」「たまり醤油」「キヌアチアシード」「ブラックペッパー」の4種類。
化学調味料・グルテン・保存料を一切使用せず、仕入れからこだわった日本産のお米のみを原材料として製造している。

オーストラリアへの輸出が急増しているのは、玄米を使用し、たまり醤油味に味付けしたせんべいで、化学調味料・グルテン・保存料を一切使用していないことから、特に子供がいるファミリーに人気だという。
現地の人からは、「他のせんべいと違い砂糖が入っていないためヘルシーで食べやすい」「味も癖がなく色々なトッピングに合う」といった声が寄せられている。

なお同社では、ニュージーランドでも商品を提案しており、近隣諸国や欧米各国にも商品の提案を予定しているという。