【ニュース】 泉佐野市とNEC、観光周遊アプリを活用し、アプリから得られる行動データ等を観光施策に活かすための実証実験を12月1日より開始 大阪府泉佐野市

2022.11.28
泉佐野市(千代松大耕市長)と日本電気株式会社(東京都港区、森田隆之社長)は、観光関連情報などを発信する観光周遊アプリを活用し、アプリから得られる行動データ等を観光施策に活かすための実証実験を2022年12月1日より開始する。

同社は、大阪府・府内43市町村・企業・大学・シビックテックなどで設立した「大阪スマートシティパートナーズフォーラム」で、「インバウンド・観光の再生」プロジェクトのコーディネーターを務めている。
同活動の一環として、同市と同社は2021年7月、「持続可能な新しい観光地域づくりに関する連携協定」を締結、観光サービス向上と地域経済活性化に向けてICTを活用した新しい観光サービスの提供とデータ利活用による観光活性化施策の検証を行っているという。
2021年度は、シェアサイクルとその位置情報をもとに、おすすめ観光情報をスマートフォンに配信する実証実験を実施、利用者の周遊履歴やユーザー属性ごとの反応などを見える化したという。

実証実験の第2弾となる今回は、同市内のさらなる周遊促進を目的に、観光周遊アプリから得られる行動データ等を今後の観光施策に活かすための実証実験を行う。
具体的には、観光周遊アプリを介してゲーム感覚で観光スポットなどを巡るミッションを開催、利用者の周遊を促す。
同アプリでは、同市の観光スポット情報やクーポン、シェアサイクルのポート情報なども取得でき、同市内を周遊するためのサポートも行う。
また同アプリは、「NEC応援経済圏構築プラットフォーム」をベースにWeb上で利用することが可能で、スマホへの新たなインストールを不要としている。

合わせて、2021年7月より同市内で実証展開中の「PiPPAシェアサイクル」も継続設置。
さらに、国内最大規模のおでかけ情報サービス「aumo」(アウモ)と連携し、同市の観光情報を特集ページで発信するという。

実証実験の実施期間は2022年12月1日~2023年1月31日。
対象は同市内在住者と観光等を目的とした来訪者。