【ニュース】 JR東海など、無人駅を活用し、関係人口創出を目指した実証実験を飛騨市で実施、「御所桜」の開花時期に合わせ、地域づくりへの参加者を募集 岐阜県飛騨市

2022.11.24
東海旅客鉄道株式会社(名古屋市中村区、金子慎社長)・株式会社ジェイアール東海エージェンシー(東京都港区、厚地純夫社長)・飛騨市(都竹淳也市長)の3者は、関係人口創出を目指した実証実験を飛騨市で実施する。

同実証実験は、JR東海沿線地域の人々と「よそ者」との接点づくりの場として、同市内にある無人駅のJR高山本線「杉崎」駅を活用し、地域の観光資源となっている「御所桜」の開花時期に合わせ、同駅を接点にした地域づくりへの参加者を募集するというもの。
参加者には、地域の人々との地域づくりを通じ、同駅に愛着を持ってもらい、毎年の桜の開花時期等、継続的な来訪につなげることを目指す。

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今回は、2022年11月~2023年3月までの期間中、Part1からPart3までの3段階に分けて実証実験を実施、JR東海MARKETを活用し、各種募集を行う。
JR東海MARKET内に「ヒダスケ!-飛騨市の関係案内所-」を開設、同市民(ヌシ)の様々な「困りごと」に、全国の人々から「お助け」をもらい、オカエシをすることで、地域交流と「お互さま」の支え合いを創出する。
市民発案のプログラムに地域内外から参加者が関わることで、人口減少によって生じていた課題の解決と、まちの賑わいを作り地域の魅力の維持につなぐことを目指す。

Part1「アイデアでオタスケ」では、4月の御所桜の開花時期に向け、地域を盛り上げるため、同駅を活用する案を募集、応募案の中から事務局が実施内容を選定する。
募集期間は2022年11月22日~12月6日。

Part2「オンラインでオタスケ」では、採用されたテーマをどのように実施していくかについて、オンラインミーティングで詳細を話し合う。
予約期間は2022年12月中旬~2023年1月上旬、実施時期は2022年1月中旬~2月上旬(複数回の実施を予定)。
参加費用は無料、オカエシは500円相当の「さるぼぼコイン(高山市・飛騨市・白川村で使用可能な電子地域通貨)」。

Part3「現地でオタスケ」では、実際に同駅を訪れてもらい、Part2で話し合った内容を実践するイベントを実施する。
予約期間は2023年2月中旬~3月中旬、実施時期は2023年3月25日。
参加費用は無料、オカエシは500円相当の「さるぼぼコイン」と
3,000円相当の「いいものポイント(「JR東海MARKET」「いいもの探訪」で使用可能なポイント」。

JR髙山本線「杉崎」駅の所在地は岐阜県飛騨市古川町沼町(1952年開業)。
御所桜の所在地は岐阜県飛騨市古川町杉崎、見頃は4月中旬~下旬頃。