【ニュース】 森ビル都市企画など、新大工町地区第一種市街地再開発事業の北街区「新大工町ファンスクエア」をグランドオープン 長崎県長崎市

2022.11.21
森ビルグループで都市開発コンサルティングを手掛ける森ビル都市企画株式会社(東京都港区、山門靖夫社長)は、同社がコーディネーターとして事業を推進していた新大工町地区第一種市街地再開発事業の北街区「新大工町ファンスクエア」(長崎県長崎市)で
2022年10月22日に竣工式を実施、2022年11月19日にグランドオープンした。

長崎市の玄関口にあたる新大工町地区は、明治時代より続く新大工町商店街や神社・寺町などが集積した、歴史や文化を色濃く残す地区。
しかし近年は、建物の老朽化に加え、周辺の再開発エリアへの人口流出などが重なり、街の活気が失われつつあったという。

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こうした中、同地区では、2013年より再開発事業への機運が高まり、検討開始時より同社が事業コーディネーターとして参画。
街の個性をより強く打ち出しつつ、持続的に成長し、賑わいを生み続ける街にしたいという地域の人々の強い要望を受け、同事業のコンセプトを「長崎を感じ、いつ来ても楽しい発信力のあるまちづくり」とし、同事業をサポートしてきたという。

今回、2020年に完成した南街区(駐車場・オフィス棟)に続き、商業施設と住宅で構成する北街区「新大工町ファンスクエア」が竣工、2022年11月19日にグランドオープンを迎えた。
なお同事業は、長崎市が推進する「まちぶらプロジェクト」の認定事業にも指定されており、周辺地域だけでなく、同市全体の賑わい創出の一翼を担うとしている。

新大工町地区第一種市街地再開発事業の所在地は長崎県長崎市新大工町5‐35・伊勢町4‐11。
事業主は新大工町地区市街地再開発組合、コーディネーターは森ビル都市企画株式会社、特定業務代行者は戸田建設グループ。
区域面積は約0.7ha、敷地面積は約5,100㎡(北街区新大工町側約3,800㎡・南街区伊勢町側約1,300㎡)、延床面積は約4万7,500㎡(北街区新大工町側約3万6,300㎡・南街区伊勢町側約1万
1,200㎡)。
階数は北街区が地下1階・地上26階・駐車場棟、南街区が地上11階。
用途は商業・業務施設、共同住宅、駐車場。