2022.11.11
株式会社伊予銀行（愛媛県松山市、三好賢治頭取）・西日本旅客鉄道株式会社中国統括本部岡山支社（岡山市北区、藤原乗将支社長）・四国旅客鉄道株式会社（香川県高松市、西牧世博社長）は、株式会社ジェイアールサービスネット岡山（岡山市北区、小林卓社長）・四国キヨスク株式会社（香川県高松市、寺川隆裕社長）と連携し、愛媛県産「早生（わせ）みかん」を岡山駅へ、岡山県産ぶどう「紫苑（しえん）」を松山駅へ特急列車で運ぶ、相互輸送（貨客混載）・相互販売の実証実験を2022年11月17日に実施する。

同実証実験は、鉄道の定時性・速達性を活かした新たな価値の創出へ向け、環境負荷の小さな鉄道による荷物輸送の取組み（モーダルシフト）を推進し、県域を越えて生産者と消費者を繋ぐことによる地域の活性化に取り組むことが目的。

同取り組みでは、愛媛県宇和島産「早生みかん」を宇和島市の道の駅「きさいや広場」（愛媛県宇和島市、株式会社うわじま産業振興公社、岡原文彰会長）から岡山駅ナカ店舗「せとうち CUBE（SN岡山）」（岡山市北区）まで輸送し、販売。
また、岡山県産ぶどう「紫苑」を株式会社岡山直売所ネットワーク（岡山市南区、竹村仁量社長）から松山駅構内店舗「キヨスク松山銘品館（四国キヨスク）」（愛媛県松山市）まで輸送し、販売する。
なお、列車以外の輸送についてはヤマト運輸株式会社（東京都中央区、長尾裕社長）が、駅構内の輸送についてはSN岡山、JR四国、四国キヨスクが行う。

実証実験の実施日は2022年11月17日。
対象列車は、愛媛県宇和島産「早生みかん」の輸送が、特急「宇和海10号」（「宇和島」駅9時55分発～「松山」駅11時20分着）・特急「しおかぜ18号」（「松山」駅12時21分発～「岡山」駅15時11時着）。
岡山県産ぶどう「紫苑」の輸送が、特急「しおかぜ9号」（「岡山」駅11時35分発～「松山」駅14時13分着）。

各社は、実証実験の実施・検証を踏まえ、更なる地域産品の相互輸送・相互販売について検討を行うという。