2022.10.31
大和ハウスグループの大和ハウスパーキング株式会社（東京都大田区、中前隆志社長）は、「D-Parking 取手駅前第1」（茨城県取手市）で、2022年11月上旬より、作業や趣味のスペースとして利用できるガレージの事業化に向けた実証実験を開始する。

同社は、全国で6万7,000台超のコインパーキング「D-Parking」の運営・管理を行っており、近年は再生可能エネルギーによる電気自動車充電サービスや子育て世代向け駐車場なども展開。
昨今は、ライフスタイルの変化により、愛車を大切に保管したり、キャンプ等の荷物を駐車場に収納したりするなど、屋根付き駐車場に対するニーズが高まっており、また、新型コロナウイルス感染症の影響により、「一人で作業をするスペースが欲しい」や「趣味に没頭するスペースが欲しい」といった新たな要望もあるという。

こうした中、同社は今回、駐車場を従来の「車を停める場所」から「プライベートな場所」にするため、多種多様な利用が可能なガレージの事業化に向けた実証実験を開始。
ガレージには、株式会社淀川製鋼所（大阪市中央区、二田哲社長）の錆びに強いスチールガレージを採用した。
駐車場としてだけでなく、作業や趣味、荷物の収納など、利用客のニーズにあわせて自由にスペースを利用できるとしている。
今後は、同実証実験の結果を踏まえ、ガレージ事業の展開を順次検討するという。

「D-Parking 取手駅前第1」（駐車場敷地内にガレージを設置）の所在地は茨城県取手市取手3丁目4番25、交通はJR常磐線「取手」駅より徒歩2分。
竣工は2022年8月26日、入居開始は2022年11月上旬。
総戸数は7戸（TYPE A：4戸、TYPE B：3戸）。
TYPE Aは幅6.5m・奥行5.9m・高さ2.9m（室内2.4m）・面積
38.15㎡。
TYPE Bは幅3.3m・奥行5.9m・高さ2.9m（室内2.4m）・面積
19.07㎡。