【ニュース】 金沢市と金沢工業大学建築学科、越山甘清堂本店の駐車場で木材を使用した交流拠点「木の場-KINOBA-」を10月15日~11月15日に設置 石川県金沢市
2022.10.12
金沢市(村山卓市長)と金沢工業大学建築学科(石川県野々市市)の宮下智裕研究室は、金沢市尾張町の越山甘清堂本店の駐車場で、木材を使用した交流拠点「木の場-KINOBA-」を2022年10月
15日~11月15日に設置する。
同交流拠点は、まちの交流を促進することを目的に、学生たちが中心になって設計した施設。
地域の人や観光客などが利用できる休憩所の役割を果たす機能のほか、交流イベント、町の歴史・文化の発信など、期間限定の催し物も実施する予定。
初日となる10月15日は、9時よりオープニングイベントを実施する。
建築工法には、新しい木質系材料のCLT(直交集成板、大きな板状で断熱性・遮炎性などが特徴)を採用、街並みとして歴史建造物の価値を高めつつ、新しい技術を取り入れたつくり・デザインとした。
広さは13.6㎡(幅4m・奥行き3.4m・高さ3.39m)。
同取り組みは、2021年9月30日に行われた、第1回「木の文化都市・金沢ミライまちづくり学生提案事業」の公開プレゼンテーションで、建築学科・宮下研究室の学生チームの発表「尾張らん町 新しい金沢文化による更新と蓄積のまち」が最優秀賞を受賞したことをきっかけにスタートしたもの。
同プレゼンテーションの内容をベースに、同市の「木の文化都市・金沢 学生提案モデル事業」として、地域住民や地元の職人、学生が連携し、木の文化都市・金沢を発信するための実証事業を行ってきた。
9月13日には尾張町の住民とともにワークショップを行い、同町に住む住民の記憶や思い出などを聞き取り、交流拠点の活用についてディスカッションを実施している。
「木の場-KINOBA-」の設置場所は越山甘清堂本店 駐車場(石川県金沢市尾張町2-11-28)。
設置期間は2022年10月15日~11月15日。
オープニングイベントの開催日時は2022年10月15日の9~12時。
コンセプト説明、オープニング(暖簾かけ)、和菓子とお茶のふるまい、今後のイベント内容の詳細発表などを実施する。
当日、越山甘清堂本店の駐車場は使用不可。