【ニュース】 ノバレーゼ、紀州徳川家ゆかりの日本庭園で和歌山県初進出となる結婚式場「葵庭園」を開業 和歌山県和歌山市
2022.10.11
ブライダル大手の株式会社ノバレーゼ(東京都中央区、荻野洋基社長)は10月8日、紀州徳川家ゆかりの日本庭園(和歌山県和歌山市)で、和歌山県初進出となる結婚式場「葵(あおい)庭園」を開業した。
同施設は、昼夜各1組限定で式を行う完全貸し切り型(ゲストハウス型)の婚礼施設。
唯一無二の立地環境に加えプライベート感の高さを売りに、他社との差別化を図るという。
約2,100㎡の日本庭園は、和歌山城の南東に隣接し、同城の一角として築城とともに造られた、400年以上の歴史を誇る名庭。
その中にある旧料亭「あおい茶寮」の日本家屋を待合室に生かしながら、2階建ての披露宴会場兼チャペル棟(新館)を敷地内に新設した。
同県内には、和のテイストを打ち出したゲストハウス型の式場が無いことから、歴史と伝統、日本の様式美に囲まれた「城下町の結婚式場」として展開。
上質さを求める20代後半~30代の大人のカップルをターゲットに据える。
披露宴・チャペル棟の新館は、敷地内西側にあったマンションを取り壊し、跡地に鉄骨造・2階建ての建物を新設。
館内のカーペットは全体的に葵の花をモチーフにしたデザインを採用し、クラシカルな雰囲気を演出、外壁は瓦色のシンプルな建物で、庭に溶け込むような外観とした。
庭園の中央に位置する、料亭として使われていた昭和中期の木造建築(本館)は、大部分を残し、内装を「クラシカル×ロマン」をテーマにリノベーション。
全ての部屋が庭に面している元々の間取りを生かし、ドレスショップやブライダルサロン、列席者の待合ラウンジやドリンクを振る舞うBARカウンターなどを配置した。
料理は地産地消にこだわり、熊野牛やマグロなど、地のものをふんだんに取り入れた和食と和洋折衷のコース料理を提供。
また同施設では、コロナ禍の対応施策として、挙式・披露宴の様子を生中継するオプションプランを用意するほか、オンライン参列者に婚礼料理を届けるサービスも提供するという。
「葵庭園」の所在地は和歌山県和歌山市谷町38、交通はJR各線「和歌山」駅より車で10分、同駅から送迎バスを用意。
営業時間は平日が11時~19時・土日祝日が10時~20時、 定休日は火・水曜。
敷地面積は2,107.61㎡、延床面積は1,151.23㎡、新館バンケット(1階)は149.19㎡、新館チャペル(2階)は112.38㎡。
構造は本館が木造、新館が鉄骨造。
収容人数はバンケットが着席110人、チャペルが着席90人。
駐車場は40台(近隣)。
建物の所有は株式会社あおい、15年間の賃借契約で営業。