【ニュース】 YKK AP、四国製造所内にエクステリア施工技術研修所「DO SPACE 四国」を開設、施工技能者不足や施工品質向上への取り組み 香川県宇多津町

2022.09.06
YKK AP株式会社(東京都千代田区、堀秀充社長)は9月5日、四国製造所(香川県宇多津町)内にエクステリア施工技術研修所「DO SPACE 四国」を開設した。
西日本エリアでのエクステリア事業強化に向け、エクステリア施工技能者の育成や施工品質の向上を推進する。

同社によると、「おうち時間」を豊かにする庭まわりやバルコニーまわりなど、エクステリアへの関心の高まりから市場の拡大が期待される一方、エクステリア施工技能者の不足や施工品質への要求の高まりが課題になっていたという。
同社では、こうした課題に対応するため、2020年1月に開設したエクステリア施工技術研修所「DO SPACE 上尾」(埼玉県上尾市)で、施工技能者の育成・レベルアップや施工技能の伝承、高水準な品質を担保するための研修カリキュラムの開発などを行ってきた。
今回開設した「DO SPACE 四国」は、同取り組みを主に四国・中国・関西エリアに拡大するのが目的。

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「DO SPACE 四国」では、「DO SPACE 上尾」のカリキュラムの開発で得た知見やノウハウを展開するとともに、受講対象を「エクステリア施工経験のない技能者」まで広げ、窓まわりの施工が中心でエクステリアの施工実績が少ない建材流通店やエクステリア販工店などの多能工化を支援する。
エクステリア商品の施工が初めての技能者や、経験が浅い技能者が学びやすいよう、実技スペースの横に施工が完了した商品を設置、現物を確認しながら実技研修ができる環境も整備した。
また、施工技能の収集、見える化による研修カリキュラムの開発や、独自技術による省施工治具の開発など、「DO SPACE」ならではの取り組みも推進するという。

今後は、四国エリア以外でも同様の施設の展開を予定しており、施工技能者の育成や施工技能の伝承を推進することにより、エクステリア業界の発展やユーザー満足度の向上に貢献していくとしている。

エクステリア施工技術研修所「DO SPACE 四国」の所在地は香川県綾歌郡宇多津町吉田4000 YKK AP四国製造所内。
延床面積は225㎡。
開設日は2022年9月5日(既存建屋の改修)。
主な実技研修商品はデッキ・バルコニー・ハンドレール・カーポート・テラス囲いの計5アイテム。
利用方法はYKK AP担当営業を通じた予約制(土日祝休館)。
対応目標件数は研修回数70回、対象者数300名(2022年9月~
2023年3月)。
投資金額は約1億円。