【ニュース】 箕面市と北大阪急行電鉄、「北大阪急行電鉄南北線延伸線」を2023年度末に開業、「箕面船場阪大前」駅と「箕面萱野」駅の2駅を新設 大阪府箕面市

2022.08.26
箕面市(上島一彦市長)と北大阪急行電鉄株式会社(大阪府豊中市、内芝伸一社長)は、「北大阪急行電鉄南北線延伸線」の開業時期を2023年度末(令和5年度末)と発表した。

同線は、「江坂」駅(大阪府豊中市)から「千里中央」駅(大阪府豊中市)までを運行している北大阪急行電鉄南北線を、「千里中央」駅から北へ約2.5km延伸し、「箕面船場阪大前」駅(大阪府箕面市)と「箕面萱野」駅(大阪府箕面市)の2駅を新設する路線。
整備主体となる同市と同社が2016年度より工事に着手、今年5月末には「箕面船場阪大前」駅から「千里中央」駅間のトンネルが貫通したことにより、高架橋やトンネルなどを構築する土木工事は全工事区間で概ね完了している。
現在は、主に軌道や電気設備・駅舎関連工事、車両製造を進めており、これらの工事等も順調に進んでいることから、今回の開業時期発表となった。

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同市では、同線に新設する2駅周辺のまちづくりも推進している。
「箕面船場阪大前」駅周辺の船場東地区では、客席数1,401席を有する箕面市立文化芸能劇場や大阪大学箕面キャンパスのオープンに併せ、大学図書館の機能をもった蔵書数71万冊を擁する箕面市立船場図書館などが既に竣工。
今後、同地区では、箕面市立病院の移転や健康寿命の延伸拠点となる「(仮称)関西スポーツ科学・ヘルスケア総合センター」のほか、民間事業者が整備する高層マンションが建設されるなど、都市機能の進化が続くとしている。

また、「箕面萱野」駅周辺は商業集積地区のひとつとなっており、バスターミナルやタクシー乗り場を備えた駅前広場、駐輪場、物販や飲食施設が入る駅ビルが建設される予定。
既存の周辺商業施設と合わせて賑わいを生み出し、周辺在住者にも、来訪者にも魅力的なまちづくりを進めていく予定だという。

「北大阪急行電鉄南北線延伸線」の整備主体は箕面市・北大阪急行電鉄株式会社、営業主体は北大阪急行電鉄株式会社。
総事業費は874億円(工事費811億円・車両費63億円)。
延伸区間は「千里中央」駅~「箕面船場阪大前」駅~「箕面萱野」駅。
新設駅は「箕面船場阪大前」駅(大阪府箕面市船場東3丁目付近)、「箕面萱野」駅(大阪府箕面市西宿1丁目付近)。
建設延長は約2.5km(トンネル区間1.7km・高架橋区間0.8
km)。
開業予定は2023年度末(令和5年度末)。