【ニュース】 マイファームなど3者が産学官連携協定を締結、亘理町のいちご栽培施設を活用し、農業を志す若い世代を育成 宮城県亘理町

2022.08.10
株式会社マイファーム(京都市下京区、西辻一真代表)・宮城県亘理町(山田周伸町長)・学校法人滋慶学園 仙台農業テック&カフェ・パティシエ専門学校(東京都江戸川区、浮舟邦彦総長)の3者は8月9日、共同事業を通じ、農業の担い手の育成と確保、地産地消の強化や子どもたちへの食育の充実、農産物の流通・販売等の連携・協力に関する協定を締結した。

同町は、東日本大震災の津波被害からの復興を目指し、同町の特産品となっている「いちご」の産地形成、栽培振興に取り組んできた。
今回の同連携協定により、県内有数のいちご産地として復活した同町の栽培施設を活用し、仙台農業テック&カフェ・パティシエ専門学校と、そのカリキュラム支援を行うマイファームが連携し、学生の人材育成等に取り組む。

同産学官連携協定での主な取組は、滋慶学園の学生による亘理いちごファームでの栽培研修、亘理町産いちごを活用した加工・流通に関する取り組み促進、地域農業への貢献や農業を志す若い世代の人材育成。

国内ではまだまだ栽培・加工の市場が伸びるとされているいちごを題材に、通年を通した基本的な栽培管理の知識に加え、栽培技術や産地の変遷を学ぶ機会を「食×農を志す若い人材」が得ることで、地域農業の発展に向けたイノベーションが生まれることを目指す。

なお、2022年9月9日には、亘理いちごファーム(宮城県亘理町、JAみやぎ亘理 亘理 山元いちご選果場隣接)で、亘理いちごファームを活用したいちご栽培実習として、いちごの定植実習を実施する。