2022.08.08
飲食事業や町家ステイ事業などを手掛けるプレメーズ（京都市伏見区、加藤拓也代表）は8月8日、「おだし」を「学ぶ」「味わう」「買う」など五感で楽しめるテーマパーク「京都離宮～おだしとだしまき～」（京都市伏見区）をグランドオープンした。
「京さわらのだしパック」「乾燥野菜」など、廃棄される食材を有効活用した商品の開発など、社会課題を地元企業と共に解決しながら、京都の活性化を目指すという。

「学ぶ」では、店内に広がるおだしの香りが最初に臭覚を刺激。
次に視覚に訴えるのは、8mのショーケースで、おだしの魅力、料理レシピや和食の魅力など、あらゆる角度からおだしのある生活を提案する。
だしパックの魅力を伝える4mのショーケースでは、実際に使用している天然素材が並ぶ。
また、入口横のオブジェには、実際に天然素材を手に取り、香りや触感などを楽しめるスペースも用意した。
コロナ収束後はおだしの試飲も予定しているという。

「味わう」では、「だしまき御膳と釜たきごはん（税込1,980円
）」を提供。
最初に4種類の利きだし（離宮のおだし、京さわら、あご、本枯節）から好みの出汁を選び、選んだ出汁でつくるだしまき御膳を楽しめるとしている。
最後の〆では、だし茶漬けを楽しめるという（夏季は冷やしだし茶漬けを提供）。

「買う」では、自宅で「楽しむ」サスティナブルなだしパックや粉末おだしなどを提供。
販売商品は、だしパック4種類（離宮のおだし・京さわら・あご・本枯節）。
内容量は小サイズ（10g×5袋）、価格は税込518円～。
その他、粉末おだしやおだしに関連する商品も多数用意する。

なお、廃棄される食材を有効活用した商品では、商品価値が低いため、アジア向けに輸出されていた京都の小型のさわら（さごし）を活用、6次化産業として、水揚げ・煮干し製造・だしパック製造の全てを京都の業者協力のもとで作り上げた純京都産のさわらを使った「だしパック」を販売。
その他、規格外の野菜を有効活用した6種類の乾燥野菜なども販売する。
さらに、親鶏を有効活用したおだしカレーなどの商品開発も行っているという。

「京都離宮～おだしとだしまき～」の所在地は京都市伏見区中島鳥羽離宮町45、交通は京都市営地下鉄烏丸線・近鉄京都線「竹田」駅より車で5分。
開店日は2022年8月8日。
営業時間は10時～17時、定休日は火曜日（変更する場合あり）。