【ニュース】 志布志市観光特産品協会など、今年も「志布志の夏そば」を解禁、「夏越の大祓日」に新そばを食べて健康を祈願する新しい食文化を提案 鹿児島県志布志市

2022.06.30
一般社団法人志布志市観光特産品協会(鹿児島県志布志市、島津陽亮会長)は6月30日、今年も「志布志の夏そば」を解禁する。

「志布志の夏そば」は、春まき型品種「春のいぶき」を使用した新そばを「夏越の大祓日(6月30日)に食べて健康を祈願する新しい食文化」として、「生産農家からなる組合団体」「加工事業者」「行政」の三位一体で提案しているもの。

全国には、1年の半分にあたる6月30日に「茅(ち)の輪 」をくぐることで、半年間の心身の穢れを祓い清める「夏越の大祓い」を行う神社があり、志布志市の安楽山宮神社でも例年、茅の輪くぐりを行い、この日を皮切りに「志布志の夏そば」を解禁しているという。

06301200

本来、新そばの季語は晩秋で、通常の蕎麦の収穫は11月頃。
涼味の需要が高まる夏季に提供されるそばは、前年に収穫された秋そばが使用されていることが一般的だが、同市では温暖な気象条件を活用し、3月下旬に種子をまいて5月下旬〜6月上旬の梅雨前に収穫する春まき型品種「春のいぶき」の栽培に取り組み、初夏に収穫された風味豊かな夏の新そばをいち早く提供している。

同市は、豊かな海と森に囲まれ、南国の陽光に恵まれた自然豊かな地域。
「志布志の夏そば」は、水質の良さで知られる同市の天然水で作られている。

つゆは、鰹ぶしベースの甘めのつゆで、風味と旨味のバランスが良いやさしい味わいは、夏そばの風味を引き立てるという。

「志布志の夏そば」の開催期間は2022年6月30日〜8月下旬(夏そばが無くなり次第終了)。
提供飲食店・販売店は「志布志の夏そば」を要参照。

なお同市では、昨年好評だった同市と指宿市の共同イベント「シブスキ旬彩フェア」の第2弾を「かごしま遊楽館」(東京都千代田区
)で今年も6月30日~7月4日に同時開催。
「志布志の夏そば」を含む志布志産と指宿産の旬の夏食材を揃え、プレゼント企画や直接販売、飲食店での特別コラボメニューの提供などを実施するという。