【ニュース】 富山県西部観光社 水と匠など、城端別院善徳寺内でテレワークスペース「善徳寺TELEWORK PROJECT」をオープン、550年の歴史を重ねた名刹で仕事環境を提供 富山県南砺市
2022.06.29
一般社団法人富山県西部観光社 水と匠(富山県高岡市、稲垣晴彦代表理事)は、内閣府・南砺市の支援を受け、城端(じょうはな)別院善徳寺(富山県南砺市)内にテレワークスペースを整備、「善徳寺TELEWORK PROJECT」として6月28日にオープンした。
運営は株式会社水と匠(富山県高岡市、林口砂里代表)。
同スペースは、550年の歴史を重ねた名刹で、特別かつ落ち着いた時間と空間での仕事環境を提供するというもの。
テレワークスペースでは、一日利用と月額利用のプランを用意。
また、テレワークスペースだけでなく、地域に根付いた「食体験」「僧侶との交流」「ものづくり・民藝品との触れ合い」「農業体験」等、仏教文化や伝統文化を知る体験プログラムや特別研修などもアレンジが可能で、企業や大学の研修・合宿にも対応するという。
越中の小京都と呼ばれた「城端」の中心を担ってきた「城端別院善徳寺」は、「真宗王国」と呼ばれ、仏教信仰が深く根付いた富山の精神風土を体現する名刹。
民藝運動の創始者で哲学者の柳宗悦が、この寺院に62日間逗留し、民藝思想の集大成ともいうべき「美の法門」を執筆した民藝の聖地でもある。
同スペースのためにオリジナルで制作された家具では、通常は廃棄される「虫食い(スポルテッド)」の富山県産ミズナラを使用。
3Dプリンターで植物の幹をかたどったデスクの脚は、生分解する樹脂でできている。
富山出身の建築家で、チームラボのメンバーでもある浜田晶則氏がデザインを手掛けた。
16席のコワーキングスペースは、善徳寺の日本庭園に面し、四季折々の表情を楽しむことができ、歴史が積み重なった静かで厳かな空間は集中力を高めるとしている。
会議やテレカンに使用できる和室の個室3室も利用料に含まれているという。
「善徳寺TELEWORK PROJECT」の所在地は富山県南砺市城端
405、施設は城端別院善徳寺「北の書院」「西の書院」。
営業時間は9時~17時、定休日は善徳寺に準ずる。
席数は16席、会議室兼テレカンルーム3室、アメニティはプリンター・飲み物(コーヒー・お茶)。
税込料金は1日利用が3,300円、月額利用が8,250円。
利用方法は 公式サイトより要予約。