【ニュース】 JRTT・JAL・JR北海道の3者、北海道新幹線延伸に向け鉄道と航空が連携、3つの「J」で北海道を盛り上げる 北海道札幌市

2022.05.20
独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT、横浜市中区、河内隆理事長)、日本航空株式会社(東京都品川区、赤坂祐二社長)、北海道旅客鉄道株式会社(札幌市中央区、島田修社長)の3者は、北海道の地域活性化と政府が掲げる2030年6,000万人の訪日外国人観光客の目標達成の観点から、連携して北海道新幹線札幌延伸事業を盛り上げる。
全国と道内交通ネットワークが一層充実し、鉄道と航空のネットワークをかけ合わせることで、北海道の魅力・価値向上を図るという。

同取り組みの一環として、日本航空はJAL機内誌「SKYWARD
2022年5月号」で北海道新幹線札幌延伸に関する特集記事を掲載、JR北海道でも車内誌「The JR Hokkaido」に北海道新幹線札幌延伸に関する連載記事を掲載。
また3者は、北海道新幹線建設促進期成会と連携し、2022年6月
18日~20日・19日~20日にかけて実施が予定されているツアーに協力する。

JAL機内誌「SKYWARD 2022年5月号」(5月1日よりJALグループ便国際線・国内線へ搭載)の特集記事では、航空機と新幹線が連携することにより、全国から(海外からも)北海道(道央・道南エリア)への旅が便利になり、人流の促進、観光客誘致が期待できる点を強調。
記事では、ニセコ町で進むニセコトンネル建設現場や北海道新幹線の札幌延伸により、札幌から世界的なスノーリゾートであるニセコ(倶知安駅)への移動が、新幹線利用ではわずか25分(現在はJR利用で約2時間)となり、鉄道と航空を利用した新しい北海道の旅の形が実現することなどを紹介している。

JR北海道の特急列車の車内誌「The JR Hokkaido」では、「新幹線(あした)をつくる」と題し、北海道新幹線札幌延伸に関する連載記事を2021年6月より毎号掲載。
最新号(2022年5月号)では、北海道新幹線札幌延伸スタート地点の工事を担う北斗鉄道建設所を紹介している。

また、北海道新幹線建設促進期成会との連携によるツアーでは、
JALグループ運航便への搭乗、営業中の北海道新幹線への乗車、
JRTTの前身組織・日本鉄道建設公団が建設した青函トンネルの通過体験、北海道で唯一の新幹線車両基地・函館車両基地の見学、将来実際に新幹線が走行するトンネルの建設現場の見学を通じ、「北海道新幹線の現在、未来」を体感できるという。