【ニュース】 YKK不動産、「I-TOWN」の新築工事に着手、あいの風とやま鉄道「生地」駅周辺のまちづくりの一環で社有寮を整備 富山県黒部市

2022.04.28
YKK不動産株式会社(東京都千代田区、小林聖子社長)は4月27日、「I-TOWN」(富山県黒部市)の建設予定地で、武隈義一黒部市長など地域代表や工事関係者列席のもと地鎮祭を実施、同計画の新築工事に着手した。

「I-TOWN」は、YKK黒部事業所(富山県黒部市)に近接する、あいの風とやま鉄道「生地」駅周辺のまちづくりの一環として社有寮を整備するもの。
今回は第1期街区として94戸の建設に着工した。
同社の製造・開発の中核拠点となっている同事業所至近に寮を整備することで、マイカーに頼らなくても通勤が可能となる、将来的な設備の連続稼働・夜間操業を支える基盤を構築するという。
今後も開発整備を続け、2024年までに全体で約270戸の建設を目指す。

04281200

同計画では、周辺住宅と調和した低層住居による街並みを形成。
地上2階建て分棟型の社有寮を建設、ゆとりある建物配置と公園のような広場の設置で景観を形成するほか、食堂・温浴施設を有する共用棟も配置、寮生間の交流を促進する。
また、地域とシェアする空間(アーケード・広場)を実現し、周辺と動線を繋げ、地域の人々も活用できる、人の行き交いによる賑わいも創出するという。

さらに、太陽光発電と富山県内より供給される木質チップ活用のバイオマスボイラーによる創エネや、南面採光と高断熱高気密化による冷暖房負荷抑制でHEAT20G2相当の躯体性能により、ゼロエネルギーの実現も計画している。

「I-TOWN」第1期街区の所在地は富山県黒部市吉田地内。
敷地面積は8,505㎡、延床面積は4,456㎡。
構造・規模は木造・地上2階建、棟数は11棟。
収容人員は94名。
開設予定は2023年3月。
投資金額は16億円。