【ニュース】 民事再生中の劇団「わらび座」、一般社団法人として新たに始動、クラウドファンディングを実施 秋田県仙北市
2022.03.08
新型コロナの影響で売り上げが激減し、民事再生の申し立てを行った「わらび座」(秋田県仙北市)はこのほど、一般社団法人わらび座(秋田県仙北市、今村晋介代表理事)として新たに始動した。
新たな歩みを始める一環として、クラウドファンディングを実施する。
「わらび座」は、民謡の宝庫と呼ばれる仙北市に本拠地を置く、昨年創立70周年を迎えた劇団。
主に5つの公演チームで、ミュージカルや歌舞ステージなど年間約800回の公演を全国で行っている。
また、本拠地となる「あきた芸術村」(秋田県仙北市)では1970年代以降、46年間に約40万人の修学旅行生を迎えてきた。
舞台観劇、民舞や農作業の体験を通した感動を子どもたちに届け、「生きる力を創る修学旅行」と評されていたという。
しかし、2020年からの新型コロナウィルス感染拡大により、修学旅行の受け入れや公演が中止となり、収入のほとんどを失って「どん底」に。
一時は活動の終了と解散も視野に含め、今後を検討してきたが、多くの支援と温かい言葉に励まされ、民事再生という手続きを通し、わらび座の継続を目指すこととなった。
今回は、子どもたちの「心のふるさと」となる事業を継続するため、クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」の支援を得て、クラウドファンディングに挑戦する。
クラウドファンディングのプロジェクト名は「修学旅行の聖地『あきた芸術村・わらび座』民事再生へ!どん底からの再生プロジェクト」。
プラットフォームは「CAMPFIRE」。
公開期間は2022年3月10日10時~5月20日23時59分。
目標金額は1,000万円。
形式はAll-in方式(目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンを実施)。