【ニュース】 駐車場予約アプリのakippa、駐車場オーナーが特定の利用者のみに貸出を行える「akippa private」の提供を3月1日より開始 大阪府大阪市

2022.02.17
駐車場予約アプリ「akippa」を運営するakippa株式会社(大阪市浪速区、金谷元気社長)は、駐車場オーナーが特定の利用者のみに貸出を行える「akippa private(アキッパ・プライベート)」の提供を2022年3月1日より開始する。

同サービスにより、分譲マンションや賃貸マンション、アパート、学生寮などの入居者専用駐車場としての利用や、公団での介護車両専用駐車場、オフィスビルや商業施設の関係者専用駐車場など、駐車場オーナーのニーズに合わせた貸し出しが可能となり、空き駐車場の活用が期待できるとしている。

近年、特に都心部の分譲マンションなどでは、住民の車離れにより附帯駐車場に空きがある物件が増えており、課題となっていた。
一方で、来客や介護車両の駐車などの目的で一時的に利用できるマンション駐車場は不足していることから、駐車場シェアサービスの導入を検討するケースも多くあるという。

しかし分譲マンションの駐車場を住民以外に貸し出した場合、その駐車場売上は「外部収益」とみなされ、各種税金や税務申告の義務が生じるため、手続き等に年間数十万円程の新たなコストが発生する。
また、マンション理事会での承認など、手続きも煩雑であることから、駐車場をシェアすることを断念するケースも多いという。

今回提供を開始する「akippa private」は、マンション入居者など駐車場オーナーが指定した特定ユーザーのみが予約・利用できる機能で、一般のakippa会員は駐車場詳細ページの閲覧や予約は不可。
そのため外部収益とはみなされず、分譲駐車場の空き駐車場をシェアすることが可能となる。
他にも、賃貸住宅や公社などの団地で介護車両専用車室としての貸し出しや、ビルに来訪する関係者専用車室等としての活用を見込むとしている。