2022.02.14
株式会社西武ホールディングス（東京都豊島区、後藤高志社長）は2月10日、同日開催の取締役会で「GIC Private Limited」関係会社の投資保有会社「Reco Pine Private Limited」（シンガポール）との間で、西武ホールディングス連結子会社の株式会社プリンスホテル（東京都豊島区、小山正彦社長）が保有するホテル・レジャー事業資産の全76物件のうち、一部資産（31物件）について、法的拘束力を有する基本協定書の締結を決議した。

同日、西武ホールディングスとRecoは同基本協定書を締結。
今後、同基本協定書に基づき、プリンスホテルは同ホテル・レジャー資産を、GICグループが出資する複数の合同会社へ譲渡するとともに、西武ホールディングス連結子会社の新会社「株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド」が同ホテル・レジャー資産の運営業務を、同じく西武ホールディングス連結子会社の株式会社西武SCCAT（東京都豊島区、宇都宮洋社長）が同ホテル・レジャー資産のビルマネジメント業務をそれぞれ受託する。

今回の決議は、収益の極大化を図るとともに、西武グループのアセットライト化の推進とホテル・レジャー事業の発展、西武グループ全体の企業価値の極大化につなげ、同社グループとGICとの長期的なパートナーシップを構築することを目的としたもの。

同ホテル・レジャー資産に係る売買契約の締結は2022年5月（予定）、売買契約に基づく資産譲渡の実行日は2022年9月（予定）。

現時点で想定している同ホテル・レジャー資産の内容は、ザ・プリンスパークタワー東京、苗場プリンスホテル、苗場スキー場、かぐらスキー場、札幌プリンスホテル、サンシャインシティプリンスホテル、グランドプリンスホテル広島、ザ・プリンス京都宝ヶ池、志賀高原プリンスホテル、志賀高原焼額山スキー場、竜王ゴルフコース、大原・御宿ゴルフコース、釧路プリンスホテル、万座プリンスホテル、万座高原ホテル、万座温泉スキー場、下田プリンスホテル、函館大沼プリンスホテル、北海道カントリークラブ、嬬恋プリンスホテル、嬬恋高原ゴルフ場、日南串間ゴルフコース、富良野ゴルフコース、岩手沼宮内カントリークラブ、女満別ゴルフコース、屈斜路プリンスホテル、上士幌ゴルフ場、六日町八海山スキー場、雫石プリンスホテル、雫石スキー場、雫石ゴルフ場。