【ニュース】 土佐清水リゾート、老舗旅館「足摺パシフィックホテル花椿」をアジア屈指の滞在型リゾート施設「TheMana Village」として再生 高知県土佐清水市

2022.02.14
全国で宿泊事業や地方創生を手掛ける株式会社Catalyst(東京都中央区、高野由之代表)傘下の土佐清水リゾート合同会社(高知県土佐清水市、髙野由之代表)は、足摺岬で長年親しまれてきた老舗旅館「足摺パシフィックホテル花椿」(高知県土佐清水市)を、アジア屈指の滞在型リゾート施設「TheMana Village(ザマナ ヴィレッジ)」として再生、土佐清水市全体の活性化を目指す。

同社では、2019年に地元企業より同館の事業を承継。
古く使われなくなっていた客室の一部や大型プールを大胆に改装した。
「TheMana(ざまな)」は、高知県の方言で「すごく」「とても」を意味する言葉で、ハワイ語で「超自然的な力」「生命に宿る力」を意味する「マナ」に由来するという。

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2月10日にプレオープンした「Azzurrissimo」は、太平洋を一望できるテラスを設けた、オーシャンビューのイタリアンレストラン。
使われなくなっていたプールを改修し、まるで海に浮かんでいるかのような場所へと息を吹き返したという。
2月中は宿泊客限定の特別営業となるが、宿泊客以外も3月1日より利用可能。

また、昨年11月には、スイートルーム「TheMana Room」を2部屋限定でオープン。
海が臨める80㎡の広々とした客室に開放的なテラス、絶景の個室露天風呂、地元の食材を使用した料理が可能なキッチンが付き、短期の滞在だけでなく中長期の滞在も可能としている。

客室アメニティは、全て環境に配慮した製品を使用。
室内の陶器やグラスも「高知」に拘り、土佐市で活躍する陶芸家・森田浩路氏の作品を、グラスは土佐清水市出身の吹きガラス職人・植木栄造氏が足摺の海を表現した作品を使用しているという。

Café&Barでは、使用するコーヒーカップに、コーヒーを抽出した後の豆かすを再利用したものを使用。
壁には、金箔砂子細工師・江上浩生氏と、日本の職人技を生かした作品を手掛ける「ubushina」のコラボレーションによる、高知県の土佐和紙を使用したアートワークを装飾したという。

今後は全客室のリニューアルを段階的に行い、足摺の自然を体感できるラグジュアリーな空間を増やすほか、近隣の空き家を改築し、1棟貸しとして宿泊できるレジデンスヴィラもオープン予定としている。