【ニュース】 現存する日本最古のジャズ喫茶ちぐさ、博物館機能を備えた「ジャズミュージアム・ちぐさ」として2023年に再出発 神奈川県横浜市
2022.02.10
現存する日本最古のジャズ喫茶ちぐさ(横浜市中区)は、創業90周年にあたる2023年、博物館機能を備えた「ジャズミュージアム・ちぐさ」として再出発する。
現在の店舗は狭隘な上に耐震性に問題があり、より安全で快適な音楽空間を実現するため、ジャズ喫茶のイメージを超えた外装と内部構造を持つ、新たなライブハウスとミュージアムに生まれ変わるという。
新しい店舗は、若いプレーヤーに演奏の場を提供する一方、ジャズを愛するファンに向け、同店が90年にわたって蓄積してきた
6,000枚のLPレコードや、駐留米軍の残したV-ディスク(第2次世界大戦当時、米軍が兵士慰問のために戦地へ送った78回転のレコード盤)、手作りのオーディオ装置など貴重なアーカイブスを体感できるミュージアムとする予定。
「ジャズミュージアム・ちぐさ」の建設場所は横浜市中区野毛町
2-94(現店舗は今年5月に解体し横浜市内で仮店舗営業予定)。
施主は一般社団法人ジャズ喫茶ちぐさ・吉田衛記念館(藤澤智晴代表理事)。
工事期間は2022年5月~2023年2月、竣工予定は2023年3月11日。
敷地面積は46.19㎡、延床面積は77.92㎡。
構造・規模は鉄筋コンクリート構造・地上2階建て。
建設にあたっては、約1億円の総工費に対し、自己資金・銀行融資に加え「横浜野毛地区まちづくりトラスト」にも補助金を申請。
さらに約1,000万円の募金活動も開始する。