【ニュース】 フロンヴィルホームズ名古屋、特許「レンガのそらどま」換気システムを採用した「白レンガの家」モデルハウスで、冬でも10畳用エアコン1台のみで屋内を21℃前後に保つことを実証 愛知県名古屋市
2022.02.09
注文住宅を手掛けるフロンヴィルホームズ名古屋株式会社(名古屋市名東区、黒川雄斗社長)はこのほど、2021年オープンした「白レンガの家」のモデルハウス(名古屋市名東区)で、冬に外気が
-2℃の日でも、10畳用エアコン1台のみ(運転モード自動)で屋内を21℃前後に保つことを実証したと発表した。
「白レンガの家」では、高い断熱性を持つレンガ積みの外壁二重構造と、太陽や地熱の恵みを組み合わせ、特許取得の換気システム「レンガのそらどま」が、時間や季節に応じて最適な場所から空気を取り入れて室内を循環。
レンガは100%粘土の「土に戻る素材」のため環境負荷が低い素材であることに加え、エアコンの負荷を抑えることができるため、二酸化炭素排出量削減につながるという。
同モデルハウスは2階建て、延床面積36坪。
1階食堂にエアコン(ダイキン製S28YTSXS-F、10畳用)を1台のみ設置して使用し、常時「自動」で運転、2階ホールと1階食堂は吹き抜けで直接つながっている。
鉄筋レンガ積み工法とツーバイフォー工法を融合させ、高い耐震性も実現したという。
同社では、SDGsへの取組みから木造住宅が再注目される中、「白レンガの家」を年間6棟限定で提供することで、持続可能な社会にも貢献。
レンガ積み工法は、職人が一つ一つレンガを積み上げていくため、大変手間がかかることから、この工程を任せられる職人は限られ、天候の不安を考慮すると、1年に建てられるのは6棟が限界だという。
また同社は、愛知県内で唯一、煉瓦積み住宅普及協会「セイヤスジャパン」に加盟。
国内11社の共同調達によって白レンガを安価に仕入れられるため、延床面積22坪、総工費2,500万円から提供可能としている。