【ニュース】 Etto、米子のSC「ホープタウン」を取得、閉館後の施設計画を検討、トリニティーズのサポートを受け、地域と観光の拠点となる「食のマルシェ」型施設を目指す 鳥取県米子市

2022.02.07
株式会社etto(鳥取県米子市、山本昌範代表)は、JR境港線「後藤」駅前のシンボルとして1982年より40年にわたって地域に愛されてきたショッピングセンター「ホープタウン」(鳥取県米子市、運営:株式会社ホープタウン、小西健夫代表)を取得、2022年1月末をもって同施設を閉館した。

同施設は、米子市地域や鳥取県・島根県など山陰広域での競合の激化や、新型コロナウイルスまん延等の社会変化、ECをはじめとする消費の細分化・ネットの発達に加え、施設・建物の老朽化による安全性の確保ができないと判断されたため、やむを得ず閉館の措置になったという。

閉館にあたっては、多数の問い合わせや励ましの声を得たほか、昨年12月からの閉館セールには多くの利用客が来館。
今後は、これまで同施設が支持を得ていた経緯を鑑み、一定規模の商業施設として再生を行う予定。
新たな施設については、多くの調整事項があるため、詳細は未定としている。

新施設建設にあたっては、SCの総合コンサルティング企業として、全国でSC開発・運営を担っている株式会社トリニティーズ(東京都新宿区、中山亮代表)のサポートを受けながら、施設開発を目指していく予定。

新施設の仮コンセプトは「YONAGO the Marche(ヨナゴ ザ マルシェ)。
新施設のキーワードは、「多世代のニーズにこたえる、食をフックとした商業施設」「米子エリアの特産・特徴を発信できる、地域資源を活用したSC開発」「グランピングなどアウトドア連携と観光振興に寄与する地域密着型SC運営」(変更となる可能性あり)。

グランピング施設・地域資源との連携については、昨年発表のとおり、2022年秋の開業を目指し、皆生温泉で施設を開発中。
将来的にホープタウンエリアの新施設との連携を模索するとともに、地域を代表する食・観光・地域資源との連携や協力も検討していきたいとしている。

新施設名称は現時点では未定だが、現施設名称の存続も前向きに検討しているという。

2022年春頃を目途に新施設に関するアンケート調査を開始予定。
多世代に向け、来館(投函)や聞き取り型調査に加え、若年層やエリア外の人にも興味を持ってもらえるよう、SNSでの回答など、リアルとWEB調査を併用する予定。

ショッピングセンター「ホープタウン」の所在地は鳥取県米子市米原2丁目1-1。
公式HP等も順次閉館に伴い閉鎖、新施設のHP・URL等は別途開示予定。