【ニュース】 やまこうファーム、自社の温室ハウス内で「国産コーヒー」の栽培に成功し初収穫、太陽光発電とコーヒー農園を組み合わせ持続可能な農業に 岡山県岡山市

2022.01.19
やまこうファーム株式会社(岡山市南区、山本耕祐代表)は、自社の温室ハウス内で「国産コーヒー」の栽培に成功、初収穫を実施した。
今年度は2022年2月頃まで収穫ができる見込みだという。

同社では、約10年前より熱帯植物の栽培を開始。
栽培方法がわからず、最初の4~5年間は何度も失敗の繰り返しだったが、その後、パパイヤ・バナナの栽培に成功し、次に長年の夢だったコーヒー苗が国内でようやく栽培可能になったという。
ここ数年の試験栽培の結果、大変美味しい、苦みのないコーヒー豆ができたとしている。

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同社では、太陽光発電とコーヒー農園の組み合わせを実施。
コーヒーの木は、長時間の直射日光の照射を嫌う植物だが、ソーラーパネルの設置による遮光とコーヒー栽培との相性が良く、また、蓄電によってより持続が可能になる農業の取り組みだとしている。

また同社では、国産コーヒーの栽培に価値を見出す都心のビジネスパーソンが移住、栽培やIT担当のスタッフとして働いているという。

今後は、誰もがコーヒーの木やコーヒーに親しめる環境づくりとして、早期の観光・体験農園の開業を目指す。
さらに、コーヒー農園に隣接する形で、本格的なコーヒーが楽しめるコーヒースタンドや焙煎所の開設、コーヒーの栽培技術、コーヒー豆の精製や加工、焙煎の技術の向上に努め、より品質の高い国産コーヒーの生産を行なうとしている。

合わせて、新規にコーヒー農園を開設したいコーヒー農園オーナーの募集と、栽培のサポートを行う「JAPAN COFFEE PROJECT(ジャパン・コーヒー・プロジェクト)」を、より活発に行なうという。