【ニュース】 JR西日本イノベーションズ、陸上養殖のワンストップサービスを開始、昭和開発工業が島根県の廃校で全国初のカワハギの閉鎖循環式陸上養殖に新規参入 島根県出雲市
2021.12.24
株式会社JR西日本イノベーションズ(大阪市北区、奥野誠社長)は、陸上養殖を更に普及させるため、新規参入事業者に対し、魚種の選定から陸上養殖設備機器等の販売、養殖した魚のブランディング・販売までを一括して行う陸上養殖のワンストップサービスを開始する。
開始にあたり、昭和開発工業株式会社(島根県出雲市、荒木克之社長)に同サービスを提供。
昭和開発工業は、閉校となっていた旧光中学校(島根県出雲市)で、JR西日本グループの認証ブランド「PROFISH(プロフィッシュ)プレミアムオーガニックフィッシュ」の新たな魚種となる、カワハギの閉鎖循環式陸上養殖に新規参入する。
陸上養殖のワンストップサービスでは、地域の事業者が陸上養殖に新規参入するにあたり、課題となる魚種の選定から、陸上養殖設備機器、稚魚及び餌等の販売、さらには養殖した魚のブランディング・販売までをJR西日本イノベーションズが一括して行う。
閉鎖循環式陸上養殖は、ろ過システムを使用し、浄化しながら飼育水を循環させて利用するため、海面養殖に比べ、環境負荷が少ない陸上で行う養殖方式。
カワハギを出雲市の新たな地域産品として多くの人々に知ってもらい、食べてもらえるように取り組んでいくという。
JR西日本グループでは、「JR西日本グループ中期経営計画2022」に掲げた「地域共生企業」となるため、産業振興・雇用創出につなげ地域活性化に貢献するとともに、SDGsの達成を目指し社会課題解決に貢献するため、鳥取県の「お嬢サバ」をはじめとした陸上養殖に取り組んでいる。
今後もJR西日本米子支社を含むJR西日本グループのネットワークを生かし、西日本を中心にさまざまな地域で、陸上養殖のワンストップサービスを展開していくとしている。