【ニュース】 オートバックスセブン、大分県の次世代モビリティサービス導入推進事業を受託、湯布院町で渋滞緩和に向けたパーク&ライドの実証実験を実施、多様性に富んだ移動手段を提供 大分県由布市
2021.12.24
株式会社オートバックスセブン(東京都江東区、小林喜夫巳社長)は、大分県(広瀬勝貞知事)の次世代モビリティサービス導入推進事業を受託、「次世代モビリティサービスの在り方に関する検討会(県事務局)」の実証実験として、「観光地の渋滞緩和に向けたパーク&ライドの実証実験」を2022年1月5日~18日の期間、由布市湯布院町で実施する。
由布市湯布院町にはコロナ禍前、年間約380万人の観光客が訪れており、観光シーズンには観光客による交通渋滞が発生し、住民生活にも影響を及ぼしていた。
今回の実証実験では、コロナ収束後の客足回復を見据え、由布院盆地郊外の駐車場から自家用車以外の交通手段に乗り換えて中心部に向かう「パーク&ライド」を実施し、交通を分散することによる渋滞緩和の検証を行う。
「スマホアプリによる情報提供」で空き駐車場情報や抜け道・中心部への乗り換え交通手段の情報を提供し、「パーク&ライド」で湯布院宮尻パーキングから、電動キックボードのシェアリングやIoTプッシュボタンによるタクシー配車を利用し、観光地へ移動してもらう。
駐車場から観光地への移動手段を多様化することで、渋滞の解消と観光客の満足度向上を目指す。
期間中はスマホアプリで、中心部への乗り換え交通手段の情報に加え、AIカメラによる満空情報をアプリ上に表示することで、観光客の車が観光地へ入る前に空いている駐車場情報を入手可能とする。
近隣駐車場の満空情報や道路の渋滞情報や、中心部への乗り換え交通手段の情報・付近の駐車場の空き情報・抜け道情報などを提供し、ラストワンマイルの移動手段としてglafit株式会社製の「X-
SCOOTER LOM(クロススクーターロム)」の電動キックボードの貸し出しや、IoTプッシュボタンを使用したタクシー配車サービスの提供を行う。
AIカメラによる駐車場の満空状態をアプリから確認可能とし、空いている駐車場に向かうことにより、渋滞に巻き込まれず駐車できるか検証するほか、駐車場からの移動手段として、電動キックボードやIoTプッシュボタンを用いたタクシー配車サービスを提供してラストワンマイルの移動の多様性も検証する。
実証実験の実施期間は2022年1月5日~18日。
実証実験エリアは湯布院エリアの駐車場と観光エリア。
実験参加者は湯布院観光客約50名、「大分県」「次世代モビリティサービスの在り方に関する検討会」のHPより募集。