【ニュース】 京阪バス、京都駅と京阪七条駅・梅小路を結ぶ路線バス「ステーションループバス」の全車両4両を電動化、電気バスの運行を開始 京都府京都市

2021.12.23
京阪バス株式会社(京都市南区、鈴木一也社長)・関西電力株式会社(大阪市北区、森本孝社長)・ビーワイディージャパン株式会社(横浜市神奈川区、劉学亮社長)の3社は12月22日、京都駅と京阪七条駅・梅小路を結ぶ路線バス「ステーションループバス」の全車両(4両)を電動化、電気バスの運行を開始した。

3社は、今年2月に電気バス導入に係る協定を締結。
電気バス運行に係る課題や最適充電等についての研究も含め、
2026年度まで実証実験を行う。
今回の「ステーションループバス」の全車両(4両)電動化は、その第1ステップとなるもの。
なお、複数台で運行する路線バスの一路線全ての車両を電動化するのは、日本初だという(京阪バス調べ、グリーンスローモビリティや施設内バスを除く)。

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「ステーションループバス」は京阪本線の特急停車駅「七条」駅とJR各線「京都」駅、京都鉄道博物館や京都水族館などの施設がある梅小路を結節し、京阪沿線からの乗換利便向上を図ることを目的に運行している路線。
運行開始当初より好評を博しており、国際観光都市京都の玄関口となるJR「京都」駅周辺を走行することから、京都市民や観光客に向け、カーボンニュートラル実現への機運醸成に寄与するとしている。

電気バスは、走行時の排出ガスがなく、従来のディーゼルエンジンバスに比べ走行騒音を大幅に減少できることに加え、災害時の非常用電源としての利用など、様々な場面で活用が期待されているという。

導入車両はビーワイディージャパン製J6小型電気バス、導入台数は4台、導入営業所は京阪バス洛南営業所(京都市伏見区)。