【ニュース】 尼崎市と阪神電気鉄道、まちづくり協定を締結、南部地域の都市再生に官民連携で取り組む 兵庫県尼崎市

2021.12.23
尼崎市(稲村和美市長)と阪神電気鉄道株式会社(大阪市福島区、秦雅夫社長)は12月22日、持続可能なまちづくりや地域の活性化など、尼崎市内の阪神沿線における都市再生を目指した取組みの推進に関する協定を締結した。

同社沿線を含む同市南部地域は、高度経済成長期には阪神工業地帯の中心として、また阪神間を代表する商業集積地として発展してきたが、近年は人口減少が進行するなど地域活力の向上が課題となっている。

こうした中、同社では、2009年の阪神なんば線延伸により、阪神尼崎駅の交通結節点としての重要性が高まったことなどから、南部地域を沿線価値創造の重点エリアと位置付け、拠点機能の強化に向けた取組みを進めてきた。
一方同市でも、2019年の尼崎城再建を契機に、南部地域を中心とした観光地域づくりを推進しているという。

なお同市と同社は、2021年5月に「小田南公園整備事業に関する基本協定書」を締結、阪神タイガースのファーム施設(現・西宮市鳴尾浜)の移転実現に向け、協力して取り組んできたが、今回の同協定締結と同日の12月22日、移転が正式に決定している。

今後は、同協定の締結を機に、両者はこれまで以上に緊密に連携・協力し、南部地域でのまちづくりを推進するとしている。