【ニュース】 フジヤマミュージアム、冬の収蔵作品展を12月10日より開催、黒田清輝「富士」を初公開 山梨県富士吉田市
2021.12.09
美術館「フジヤマミュージアム」(山梨県富士吉田市、堀内光一郎理事長)は、2021年12月10日~2022年2月27日の期間、冬の収蔵作品展を開催する。
同展では、新たに収蔵した黒田清輝「富士」を初公開。
黒田は1898年の1月~8月まで逗子に滞在し、多くの小型風景画を制作した。
同作品は、同時期に逗子の海岸から遠望の富士を描いたもので、
23.4×32.4cmの小さな画面で澄明な色調と空気感を存分に表現している。
日本の美の象徴である富士に「油彩画」で挑み、新しい風景画を創り出した「日本近代洋画の父」黒田清輝の秀作を楽しめるという。
また、同時開催のテーマ展示「日月(じつげつ)の富士」では、太陽や月とともに描かれた作品を展示。
太陽光と月光、陽と陰の富士山の表情が楽しめる10点のミニコーナーを設置する。
主な展示作品は、香月泰男「雲上不二」、和田英作「暁雲」、片岡球子「めで多き富士」、髙山辰雄「富士」、タナカカツキ「赤富士ロウリュ」(初展示)等、全72点。
なお同美術館では、「カラフルねんどでカトラリー作り」を毎日開催(10時~16時、料金300円別途)しているほか、土日祝日限定(除外日あり)の「学芸員とめぐる『富士山の絵画』鑑賞ツアー」を10時~12時に開催している(1回30分程度、1回1組の少人数制、1名から参加可、先着順・事前予約可、参加料無料・要入館券)。
「フジヤマミュージアム 冬の収蔵作品展」の会期は2021年
12月10日~2022年2月27日、開館時間は全日10時~17時30分(最終入館受付17時)、休館日は2022年1月6日・13日・20日。
入館料は大人1,000円、大学・専門学校生800円、高校生600円、中学生500円(小学生以下は無料)。
「フジヤマミュージアム」の所在地は山梨県富士吉田市新西原
5-6-1(ハイランドリゾートホテル&スパ・富士急ハイランド・リサとガスパールタウン隣接)、交通は富士急行線「富士急ハイランド」駅より徒歩15分(富士急ハイランドは入園無料)、同「富士山」駅よりタクシー利用で約5分、高速バスで新宿より約100分・東京駅より約160分(富士急ハイランド下車)。