【ニュース】 福井駅前電車通り北地区A街区第一種市街地再開発事業が着工、ホテル・オフィス棟、住宅棟、駐車場棟で構成 福井県福井市
2021.10.28
株式会社長谷工不動産(東京都港区、天野里司社長)・阪急阪神不動産株式会社(大阪市北区、諸冨隆一社長)・株式会社マリモ(広島市西区、深川真社長)・株式会社コスモスイニシア(東京都港区、髙智亮大朗社長)の4社が組合員として参画する福井駅前電車通り北地区A街区市街地再開発組合(福井県福井市、市橋信孝理事長)は10月15日、「福井駅前電車通り北地区A街区第一種市街地再開発事業」を着工した。
同事業は、JR北陸本線「福井」駅西口に地上27階・高さ約120ⅿのホテル・オフィス棟、地上28階・高さ約100ⅿの住宅棟、駐車場棟で構成する複合施設を新設するもの。
2017年8月に準備組合を設立し、2019年3月に都市計画決定を受け、2019年12月に市街地再開発組合の設立認可を受けた。
その後、2020年8月に権利変換計画認可を経て、今回の着工に至っている。
工事完了は2024年夏頃の予定。
同地区は、改訂福井市都市計画マスタープランで、広域商業・業務ゾーンに位置づけられており、公共交通機関の結節機能を活かし、都市型サービス産業を中心とした中枢的な業務・商業・文化・情報発信・コンベンションなどの高次都市機能の集積を目指している地区。
一方で同地区は、戦災復興土地区画整理事業によって都市基盤が整備されており、復興期に建築された建築物等の多くが老朽化し、更新時期を迎えている。
また、細分化された土地利用により、建築物等が密集していることから、土地利用・防災・景観等に課題を抱えていたという。
同事業では、これらの課題を解決しつつ、北陸新幹線福井駅開業による観光や業務等の多様なニーズを充足するための宿泊施設や、業務地域交流施設等の都市機能の導入を図ることが求められており、土地の合理的・健全な高度利用と都市機能の更新を図るとともに、周辺商店街も含めた中心市街地全体の活性化を図るという。
「福井駅前電車通り北地区A街区第一種市街地再開発事業」の計画地は福井県福井市中央1丁目3500番(地番)。
施行区域面積は約1.3ヘクタール、延べ床面積(容積対象延べ面積)は約5万1,830㎡。
このうち、一般向け分譲住宅(118戸、一部権利者住戸含む)は
2022年春頃に、アクティブシニア向け分譲住宅(106戸)は2022年秋頃に販売開始予定としている。