2021.10.27
京都の経済・不動産・建築・金融・法律・市民活動・行政等の団体で構成する京町家等継承ネット（事務局：公益財団法人京都市景観・まちづくりセンター）は10月26日、未来と町家をマッチするポータルサイト「MATCH YA（マッチヤ）」を公開した。

同サイトの内容は、京町家等の不動産情報の発信、京町家等の活用事例・手法の紹介など。
企業や起業家などの活動拠点を誘致するために、京町家等の活用者となる新たな担い手を掘り起こすことを目的としている。

サイト内では、文化的価値を有する京町家・古民家・近代和風住宅等の歴史的建造物に特化した不動産情報と活用事例を一元化して公開。
京都に拠点を求める首都圏のIT企業やクリエイティブ企業・起業家などに向け、京都らしい歴史や文化を感じる京町家等の情報を積極的に提供する。

京町家等の不動産情報の発信では、不動産関係団体及び事業者の協力を得て、不動産流通市場で適切な利活用が求められる文化的価値を有する京町家等の不動産情報を集約して発信する。
協力不動産関係団体は公益社団法人京都府宅地建物取引業協会、公益社団法人全日本不動産協会京都府本部、公益財団法人日本賃貸住宅管理協会京都府支部、一般社団法人京都府不動産コンサルティング協会、京町家情報センター、京町家居住支援者会議。

京町家等の活用事例・手法の紹介では、オフィス・コワーキングスペース・ショールーム・迎賓館・複合施設などの比較的新しい活用事例に注目し、所有者・活用者などへのインタビューを通して現場の声を届けるとともに、不動産の仲介や改修に関わった専門家の解説を加え、京町家等の活用手法を紹介する。