【ニュース】 近鉄不動産、住宅リースバック事業「ずっと このいえ」を2021年11月より開始、沿線活性化に向けた新たな取り組み 奈良県奈良市

2021.10.18
近鉄不動産株式会社(大阪市天王寺区、倉橋孝壽社長)は、近鉄沿線での新たなサービスとして、住宅リースバック事業「ずっと このいえ」を2021年11月から開始する。

住宅のリースバックは、「自宅にそのまま住みながら、自宅の売却(現金化)ができる」というサービス。
少子高齢化を背景に「老後資金を手厚く準備し、不安を解消したい」「子供には別に家があり、残す必要がない」等、社会意識が変化する中で「自宅を担保に融資を受ける」という「リバース・モーゲージ」と並び、高齢者を中心に注目を集めているという。

奈良県奈良市・生駒市の同社がこれまで開発分譲した住宅地から開始し、順次拡大する予定。
対象物件はが自己所有の一戸建てで、12月中旬には「住まいと暮らしのぷらっとHOME 学園前」(奈良県奈良市)でセミナーを開催する予定。

同サービスでは、対象物件を同社が直接査定・買い取りし、売却後の賃貸借も同社が直接契約を行う。
同社が「定期建物賃貸借契約」により売主に貸すことで、売主は自宅を売却した収入を得ながら、引き続き住み慣れた家に住み続けられるという。
また、同社は、買い取った物件を将来、建替えやリノベーションにより新たな住まいとして提供することで、「空き家」の発生防止や、沿線コミュニティのライフサイクルの循環につなげ、沿線の活性化にも資するとしている。

利用の流れは、調査の依頼~物件の査定~提案(査定結果と契約内容の説明)~買取申込書の作成と建物調査~契約。
契約の際には、売買契約書と定期建物賃貸借契約書を同時に締結するほか、独居かつ70歳を超える場合は、別途、同社が提携する安否確認のための「見守りサービス」への加入など、安心して暮らせる仕組みを導入するとしている。