2021.10.11
西日本鉄道株式会社（福岡市博多区、林田浩一社長）は、自転車を折りたたまずそのまま車内に持ち込める「サイクルトレイン」の実証実験を2021年10月23日より西鉄天神大牟田線で実施する。

福岡県のサイクルツーリズム促進を図るとともに、新型コロナウイルスの影響により落ち込んでいる観光需要を喚起、沿線地域の新たな賑わい創出への貢献を目指す。

今回の実証実験では、土曜・日祝日の昼間に運行する特急列車限定で自転車を車内に持ち込むことを可能とする。
実施にあたっては、6両編成の車両の1両を自転車持ち込み可能車両とし、持込み料金は無料（乗車運賃のみ必要）。

今後は、本格導入を目指し、利用者の意見をもとに、運行日や運行時間、対象駅などについて検証を進める。
将来的には、サイクルトレインを普段の買い物やサイクリングに利用してもらうとともに、福岡県と福岡県観光連盟が推進するサイクルツーリズムの取組みとも連携、イベントの開催なども検討するという。

実証実験の実施期間は2021年10月23日～12月12日の土曜・日祝日のみ。
持込可能時間帯は「西鉄福岡（天神）」発10時～16時、「大牟田」発10時23分～15時53分、対象列車は特急のみ（「水都号」を除く）。