【ニュース】 三菱地所など、「(仮称)大阪三菱ビル建替え計画」の一環で「堂島公園」内に「観光トイレ」を整備、国産木材のCLTを活用 大阪府大阪市
2021.09.17
三菱地所株式会社(東京都千代田区、吉田淳一社長)・三菱商事都市開発株式会社(東京都千代田区、糸川裕樹社長)・積水ハウス株式会社(大阪市北区、仲井嘉浩社長)・MULリアルティインベストメント株式会社(東京都千代田区、田中秀和社長)の4社は、「(仮称)大阪三菱ビル建替え計画」(大阪市北区、建築主は4社が出資するオーエム4特定目的会社)の一環として再整備を予定している「堂島公園」内に、大阪府の観光施策となっている「観光トイレ」を整備した。
2021年9月17日より供用を開始する。
同施策は、大阪府の宿泊税を活用し、観光客の受け入れ環境整備の観点に加え、デザイン性や話題性の高いトイレの整備により、国際都市大阪のポストコロナにおける観光誘客を目的としたもの。
国産木材で製造されたCLTを活用することで、環境に配慮した建物となっている。
今回整備した「観光トイレ」では、男女別トイレに加え、男女共用トイレやバリアフリートイレを整備。
男性トイレは最大約4.3mの天井高を実現し、CLTならではの温もりある雰囲気を実現した。
男女共用トイレでは、標準機能に加え、ベビーチェアやベビーベッドを設え、多様なニーズに対応。
バリアフリートイレは、広い空間とすることで、車椅子等の利用者でも使い易い空間を提供する。
女性トイレは、パウダーコーナーを設えることで、単なるトイレにとどまらない空間を提供。
建築の構成は、小さなユニットが集合した分棟形式とすることで公園の環境に調和するようなスケール感としたほか、ステージにはフォトスポットとしても機能する「OSAKA」サインを掲げたという。
「堂島公園観光トイレ」の所在地は大阪市北区堂島浜1丁目2、交通は京阪中之島線「大江橋」駅より徒歩2分、大阪メトロ御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」駅より徒歩4分。
敷地面積は334.51㎡、延床面積は46.25㎡。
棟数は2棟、階数は地上1階、構造はCLT造。