【ニュース】 東武鉄道、倉ヶ崎SL花畑でホタルの幼虫を放流、ホタルの自生環境を再生し沿線の魅力向上 栃木県日光市
2021.09.10
東武鉄道株式会社(東京都墨田区、根津嘉澄社長)は、東武鬼怒川線沿線の倉ヶ崎SL花畑(栃木県日光市)で、現在ではあまり見られなくなったホタルの幼虫をかつて自生していた環境下に放流、ホタルの自然育成を目指す。
同取り組みは、「SL大樹」を運行している東武鬼怒川線沿線の豊かな自然を活用し、ホタルを育成することで、訪れる人にホタルの舞う川辺と夜汽車を楽しんでもらおうというもの。
実施期間は2021年6月~通年で約3年間。
同取り組みでは、東武動物公園の協力を受け、年間を通してホタルが鑑賞できる同公園内の劇場型施設「ほたリウム」で長年ホタルの育成を行っているノウハウを活用。
倉ヶ崎SL花畑を舞台に、ホタルが自然育成するための小川の整備や、餌となるタニシやカワニナ、産卵のために必要なコケの育成等、環境の整備を行うとともに、「ほたリウム」で育成した栃木県由来のホタルの幼虫を放流し、自然育成を目指すとしている。
また、自然についての勉強会や野外学習を実施し、日光・鬼怒川エリアの子供たちにも参加してもらう。
今後は倉ヶ崎SL花畑以外にも沿線を中心にホタルの自然育成を展開し、同社沿線でしかできない感動体験を提供するなど、沿線と地域を「つなぐ」取り組みを引き続き実施するという。
倉ヶ崎SL花畑の所在地は栃木県日光市倉ケ崎新田7-1。