【ニュース】 住友林業クレスト、PPAモデルとカーボンフリー電力により、鹿島工場で使用電力の100%再生可能エネルギー化を実現 茨城県鹿嶋市

2021.09.08
住友林業株式会社(東京都千代田区、光吉敏郎社長)の全額出資子会社で建具や造作材など住宅用各種部材の製造販売を手掛ける住友林業クレスト株式会社(名古屋市中区、堀田一隆社長)はこのほど、鹿島工場(茨城県鹿嶋市)で、PPAモデル「オンサイト型自家消費太陽光発電サービス」に加え、カーボンフリー電力を導入、使用電力の100%再生可能エネルギー化を実現した。

PPAモデル(Power Purchase Agreement:電力販売契約)モデルの略で、発電事業者が需要家の敷地内に太陽光発電設備を設置し、発電された電力を需要家に供給するサービス。
今回の同取り組みは、三井住友ファイナンス&リースグループの
SMFLみらいパートナーズ株式会社(東京都千代田区、寺田達朗社長)が提供するスキームを活用し、工場使用電力のカーボンニュートラルを達成した最初のケースとなる。

住友林業クレストは2020年5月に鹿島工場に工場棟を新設。
新工場棟の屋根に2020年9月、SMFLみらいパートナーズが太陽光発電設備を設置し、電容量623kW・年間発電量約55万kWh(一般世帯約120戸分)の電力を供給、同工場全体の年間電気使用量の約20%を賄う。

合わせて、SMFLみらいパートナーズの仲介により、株式会社エナリス(東京都千代田区、都築実宏社長)が提供するカーボンフリーの電力を購入。
購入電力は再生可能エネルギー電力に非化石証書(FITトラッキング付き)が付与されており、太陽光発電設備だけでは調達しきれない残り80%の電力分を化石由来の電力からカーボンフリーの電力に切り替えたという。