【ニュース】 彌榮自動車とJR西日本不動産開発、スーパーマーケットとホテルをテナントとする複合施設「JR西日本不動産開発ヤサカビル」を竣工 京都府京都市
2021.09.07
彌榮(やさか)自動車株式会社(京都市下京区、粂田佳幸社長)とJR西日本不動産開発株式会社(大阪市北区、國廣敏彦社長)は9月1日、彌榮自動車が所有する京都市下京区の土地でスーパーマーケットとホテルをテナントとする複合施設「JR西日本不動産開発ヤサカビル」を竣工した。
当該地は、大正時代に初めて京都でハイヤーを走らせた現在の彌榮自動車(ヤサカタクシー)が会社設立当時から所有する事業地。
京都市中心部の交通利便性の高いエリアに位置するとともに、既存のコミュニティが存在することから、京都の伝統文化を大切にしたデザインや機能を取り入れ、伝統文化の継承や地域の魅力発信にも貢献するとしている。
同施設は、京都の観光・ビジネスニーズへの対応と、地域住民の利便性向上を目指す施設構成とし、顧客満足度の高いハイグレードな宿泊主体型ホテルを上層階に誘致し、低層階には周辺に数少ない総菜や生鮮三品を取り揃える大型の食品スーパーを誘致。
スーパーは「ライフ四条烏丸店」が2021年9月15日に開業予定で、ホテルは「リッチモンドホテルプレミア京都四条」が2022年3月上旬に開業予定としている。
四条通に面した建物の外観は、祇園祭の山鉾町で屏風祭などが行われる当該地の地域性を取り入れ、「ガラスの屏風」をイメージした先進的なデザインとした。
祇園祭の時期には、同施設の目の前に「四条傘鉾」が建ち、伝統的な鉾と先進的な屏風の協奏を地域に発信することを意図したという。
「JR西日本不動産開発ヤサカビル」の所在地は京都市下京区四条通油小路東入ル傘鉾町50番地、交通は京都市営地下鉄烏丸線「四条」駅より徒歩5分。
敷地面積は2,505.5㎡、延床面積は約1万2,396.64㎡。
構造・規模は鉄骨造・地上8階建。