【ニュース】 富山県、2024年開通予定の「通称:黒部ルート」の一般開放・旅行商品化に向け、同ルートの名称を募集 富山県富山市
2021.09.03
富山県(新田八朗知事)は、2024年開通予定の「通称:黒部ルート」の一般開放・旅行商品化に向け、同ルートの名称を募集する。
「通称:黒部ルート」は、黒部川第四発電所の建設などに伴って整備された、約18kmの工事用ルート。
現在も発電所の保守や工事に使われているが、工事関係者以外は立ち入り不可となっている。
2018年に同県と関西電力株式会社(大阪市北区、森本孝社長)が締結した協定により、安全対策工事完了後、2024年度より一般開放する予定。
これにより、日本一深いV字峡「黒部峡谷」の欅平と、世界的な山岳景観を誇る「立山黒部アルペンルート」上流の黒部ダムまでの約18kmにわたる新たな観光ルートが形成されるという。
同ルートでは、蓄電池機関車やインクラインなどの乗り物で進みながら、地底に作られた多様な電源施設や設備、掘削時岩盤温度が
160℃に達した高熱隧道など、電源開発の軌跡を体験可能。
荒々しい稜線が織りなす裏剱や仙人谷など、長く険しい道を辿った登山者など、限られた人しか目にすることのできない黒部奥山の絶景を満喫できるという。
新観光ルート名称の募集期間は2021年9月2日~10月31日(郵便はがき、当日消印有効)。
応募資格は誰でも応募可能、応募は1人1点とし重複が判明した場合は無効。
応募方法は、WEBサイト・郵便はがき・FAX。
「新観光ルートにふさわしい名称(自由に考案、名称の由来・コンセプト等も記載)」・「宇奈月黒部キャニオンルート」・「黒部宇奈月ヒストリアルート」からひとつ選び応募。
採用された名称の応募者から抽選で賞品を進呈する。
詳細は公式WEBサイトのルート名募集ページを要参照。